2019
Jun 12
(Web)

現場事務所のバラ



現場事務所。
茅ヶ崎市矢畑の宅地開発は先代からまたがって約30年間続いた。
工事関係者の詰所として設置されたトタン葺の小屋は、今ではうちの社員の喫煙所。とりわけ西山君のリビングになっている。
だから私はあえて近づかない。
その西山君から昨日の朝、写メが送られてきた。
「すごいです。バラが満開です」
数年前、片瀬のモデルハウス、イングリッシュガーデン付のハーフティンバー様式を気取った自慢のモデルハウス、そこから西山君がこっそり一枝、挿し木にして移植していたバラだと言う。
片瀬のモデルハウスは今や写真スタジオに貸してしまったが、英米建築様式を追及していた50歳代が懐かしい。

2019.6.12 Kiyoshi Nishinomiya