2011
Jul 31
(Sun)

どこむいてルンバ


 ふと思い出した。
 もう20年以上も前、ちびまる子ちゃん「おどるポンポコリン」が一世を風靡したころ。私にもこのテの曲のアイディアが浮かんだことがあった。
  「どこむいてルンバ」
 ワンレンの髪、かわいいねとおだてても、いうこと聞かない女子社員の斉藤由美。
 さっきから気を使って話しているのに、出入り口のお客に目が泳ぐだけ。キャバクラのヒロミちゃん。
 フロ上がり、したたる足跡。裸のまんま前を素通りしていった結婚三年目のかみさん。
 おいおい、まったくどこむいてルンバ。
 ルンバとはもともとキューバのアフリカ系民族から生まれたラテン音楽。コンガのパーカッションとヴォーカルが掛け合う陽気なリズム。
 課長島耕作にはなれない30男の悲哀をユーモラスに描こうとしたが、植木等の「スーダラ節」にはとうていかなわぬコンテンツ。未発表としました。
 時を20年余り隔てた今日。人の行動にはあまり口を出さな性質ですが、震災以後の政治家の方たち。この方たちに、「どこむいてルンバ」のタイトルを捧げたい。

2011.7.31 Kiyoshi Nishinomiya