茅ケ崎南湖モデルハウスにバラのアーチを設置した。
去年の秋にピエール・ドゥ・ロンサールの苗を植えた。この春にきれいなピンクのつぼみをつけ5月には開花。それはそれはきれいな花だった。
「5月のバラ」という歌があるくらいだ。作詞なかにし礼、作曲川口真。
花が散り、6月になるとツルがひょろひょろと伸びてきた。放っておいたら2mを超えた。急いでアイアンのアーチを買ったまでは良かったが、組み立て式。段ボールの梱包のままガレージにしまった。
弊社の年度末決算は毎年7月末。顧問会計事務所の弊社担当の有籐氏がうるさい。
「今期に入れてくださいよ。7月31日までに設置し終わらないと、経費に入りませんよ」
この夏の暑い最中汗だくで設置。有籐氏のお節介な顔がうらめしい。
それでも据え置いてみますと、映えますなあ。モデルハウスが一層お上品に見える。
有籐氏の叱咤激励もこの歳になるとクスリ、そう前向きにとらえよう。
2013.7.30 Kiyoshi Nishinomiya
小林建窓こと、コバケンがやってきた。小林建窓は弊社に窓を卸しているのだが。
その窓の仕様がいよいよ変わります、との案内にやってきた。防火・準防火地域に使用する窓。その性能と共に価格も上がりますとのアナウンス。最も言いにくいことを、スパッと言いにやってきた。
価格があがるっていうのはちょっと困る、これまでの仕様の窓では不都合が生じていたんだろうか、と突っこめば、
「そうなんですよねえ。個人的にはそんなことはないと思うんですが、なにしろ国土交通省のお達しでして」
と、両手をすりすりする。もともと憎めない顔に輪をかけて愛嬌を振りまく。
その一方で、時おりメガネの奥の目を漆黒に光らせる。頭の中は澄んでいるようだ。
気がつけば、着ているワイシャツから下のナイキのマークが透けて見える。
このダサさ。これも計算のうちか?
だとすれば、相当な名優である。
2013.6.21 Kiyoshi Nishinomiya
2013
Apr 23
(The)
モデルハウスのバラ
茅ケ崎南湖モデルハウスに、去年の秋、植えたバラにつぼみがついた。ピエール・ドゥ・ロンサールという美しい美しいバラ。
道行く人にも訪れる人の目にもとまり、「おやまあ、あなたが手入れなさっているの。満開の頃が楽しみでしょ」と注目を集め始めている。
それはそうである。モデルハウスのディスプレイにと植栽したのだが、どうやら人目には、私が熱心なバラ愛好者に映るようだ。
56歳。私立探偵フィリップ・マーロウばりのハードボイルドな中年を気取ろうとしている私。そう見られてたとは、戸惑ってしまった。
いや待て。いっそのこと、このままこじんまりとガーデナーを装って世を欺いているのも悪くはない。
フィリップ・マーロウにしてバラ愛好家。ジキルとハイド。この落差にはちょっとそそられる。
2013.4.23 Kiyoshi Nishinomiya
一ヵ月ほど前に植えたバラの苗。しっかりと根付いたようで葉をつけ始めた。
それを見た弊社女性社員の田辺が、
「こんなに、まあ、葉が茂って。ずいぶんと成長が早いんですねえ。この調子じゃあ、お正月にも花が見れるじゃありませんか」」と言う。
どうしようか迷ったが、しかたなく説明した。「12月になると霜にあい葉はいったん枯れて、春に新芽がふくんだよ」よと。
もともとお正月にバラは似あわない。スイセンとか梅とか福寿草とかじゃないかねえ。
春に新芽が出たとしても、それでもまだ花は咲かず。枝が伸びるだけ。花は翌年その枝につける。再来年の5月です、開花が見られるのは。
ピエール・ドゥ・ロンサール。それはそれは綺麗なバラである。茅ケ崎モデルハウスの周囲にぐるりと11本。満開の時は見事でしょうなあ。
2012.11.27 Kiyoshi Nishinomiya
2012
Oct 30
(The)
バラの苗木の植えつけ
茅ケ崎南湖モデルハウスにバラの苗木を植えつけた。11本の苗木。ピエール・ドゥ・ロンサールというバラ。来年の開花はあきらめた方が良さそうだ。つるバラ。樹高は4mほどになるという。鉄筋のアーチ、建物の外壁に這わせモデルハウスをすっぽりと包む計画。再来年の5月にはそこそこの花が期待できるか。
ひとつの苗につき50㎝四方深さ60㎝の穴を掘った。11個掘るにはたいそう骨だった。元肥えには牛糞スコップ2杯。掘った土に骨粉入り油粕をまぜて埋め戻した。11個すべてが無事に育ってくれれば。ところが日当たりのあまりよくないところにも植えた。ちょっと心配。56歳からの趣味の園芸。このモデルハウスにはもう数本植えてみたい。
2012.10.30 Kiyoshi Nishinomiya