2018
Apr 13
(Fri)

一店逸品運動に参加


茅ケ崎鶴嶺通り主催の一店逸品運動に参加することになった。

「一店逸品」運動とは、その店自慢の逸品を鶴嶺通り新聞に発表し、その独特な味わいや心地良さを競い合うというもの。
これまで、ラーメン、お好み焼き、そして質の良い睡眠、等がある。
「味」から「心地良さ」が加わったところで弊社に順番が回ってきた。

まず弊社が逸品として挙げられるものに「土地」があるが、あまりに漠然としいて、的を得ていない。
次に挙げられるものに「家」がある。これだったら語れる。

500年余り前、スペイン人のコロンブスがアメリカ大陸を発見すると、ヨーロッパ各地から人々が新天地を目指して船を漕いだ。浪漫とは程遠く貧困を背負ってやって来た。と同時に「衣食住」の文化も運ばれてきた。
衣は、着のみ着まま。食は積み込んだ種子。住は設計図。
オランダの文化はすぐに閉ざされてしまうが、彼らの残した功績は大きい。ようやく着いた舟付き場。そこをオランダの町ヨークを忍びニューヨークと名付けた。
ニューイングランド様式。ヴィクトリアン様式。グリークリバイバル様式。
様々な建築様式がアメリカ東部に集まった。
アメリカ民族の移動の歴史は、アメリカ建築史とぴたりと重なっているはずだ。
民はアメリカ西部に沸き上っているコールドラッシュを目的としたはるかな旅路を始めた。

途中、イギリスの男と、フランスの女が恋に落ちたとしよう。旅まだ半ば、子孫を残そうと家を建てたとしよう。当然意見の食い違いは起こる。
「おれのとっさぁんのマックレガーはここに玄関を置いたんだぜ。先祖代々、イギリス中がそうしてきたんだぜ」
「あのさぁ、あたいの姉の甥の遠縁にあたるマシューはさぁ、もっももっと自由だったんだわ」
「ここの窓がいいとこなんだぜ」
「あのさぁ、ここがトイレね。ここが洗面所」
「なんか話ずれてきた。マシューには整体師ついていた?」
「あのさぁ、うんこしながら手紙書いちゃいけないんだわ」

ヨーロッパの各人種の血が交わるわうに、建築も雑多な鍋に入れられ混血の坩堝になっていった。
家とは、固定されるものではなく、移動のための器だと考えられる。
だから、アメリカ西部には建築様式の枠にはまらない家がたくさん存在する。

そこで弊社は、鶴嶺通りの逸品として「家」を掲げたいところだが、もうちょっと繊細なところに焦点を当てていきたい。
「リフォーム工事」
雨とよが、瓦が、軒天が。破損していたら点検。調査。そして結果が「リフォーム工事」だ。

南湖一丁目1-1にあるモデルハウスはその集大成。一度ご来場の足を運んでいただけたら幸い。キャンベルスープの看板が目印。交差点名は「南湖入口」
休日 土日祝
時間 9:00から17:00

 

2018.4.13 Kiyoshi Nishinomiya