2011
Sep 13
(The)

ツーバイフォーの小屋裏(こやうら)


  ツーバイフォー工法ではその特性上、小屋裏(こやうら)に柱を立てることなく大きな空間を作ることができる。
 小屋裏とは屋根裏のこと。屋根の下の空間。屋根勾配の角度が鋭角であればあるほどその高さは増す。
 物理的には3階部屋となるほどの空間がある。建築基準法上では3階建の建物として申請し、晴れて広さ高さともに通常の部屋として使えるが、3階建申請の建築基準は相当厳しく、建築コストがお高い。
 そこで、折衷案の小屋裏利用2階建のプランを作る。3階の部屋の天井高を1.4mに抑えて利用計画をたてる。
 建物は2階建の申請だから3階建ではなく、建築基準はあくまで2階建。建築コストがお安い。
 天井高が1.4mの部屋。収納スペースばかりでなく、2階の居室とつなげて、ベッドルームになる。書斎になる。あるいは、屋根をくり抜いて窓をつけ温室になる。
 あるお宅ではプルメリアが咲くホームシアターになっていた。 

2011.9.13 Kiyoshi Nishinomiya