佐々木さんと契約の日。約束の時間まで中途半端な時間が空き、ストリート・オブ・ファイヤーをDVDで見る。
1984年アメリカ作品。ウォルター・ヒル監督。
ストーリーや登場するバイクや車や街並み。やはり、何にもまして、ダイアン・レインがかっこいい。
日本公開当時、私はかろうじて20歳代。ダイアン・レインのロックンロールステージに優るシーンがアメリカ映画史上のどこにあろうか。何度となく回した録画のVHSテープも擦り切れた。
リッチモンドの片田舎の会場。ネオン管の光と交錯するスポットライト。スリットの入った赤いドレスのダイアンレインが四角いアルミニウムのボーカルマイク片手に歌う、踊る。熱気とタバコの煙にかすむ観客の両手が高々と揺れる。
佐々木さんとの契約時刻も近づく。
ダイアンレイン、思わず、体を前にくの字に曲げて熱唱。観客もそのセクシーポーズに、「I love you」の声、声、声。
今や46歳のご婦人になったそうですが、かっこよかったですなぁ、ダイアン・レイン。
契約を終えた佐々木さんは36歳。竣工は来年9月の予定。
2011.9.26 Kiyoshi Nishinomiya