友達がテレビ番組制作プロダクションのプロデューサーをしている。
地方局では、質の高いフィラーがなく困っているらしい。早急にフィラー企画をいくつか提出したいとのこと。
フィラーとは、番組と番組の間に隙間が生じた場合に、クッションとなる連続形態のミニ番組のこと。代表的なものがテレビ朝日「世界の車窓から」
コンゴー産業の高藪氏が、そいつは面白そうとガレージにまつわる番組企画を作っているが、友達プロデューサーが、「君もなにか作ったら」とけしかけてきた。
そうだねぇ、企画としてウンチクを語れるとしたら「アメリカの家」しか見当たらない、海外ロケだからおそらく制作費もばかにならないだろう、と答えると、企画は当たるも八卦当たらぬも八卦だから面白ければいいという。
そういういい加減な企画だったらいくらでもできる。 「ブレイクを待ちわびる世界のファッションモデルたち」「世界の辺境インディオ・ジャーニー」「ゴールドラッシュで儲けた人・損した人」「5000種のトウガラシを食す」
なんだかばかばかしいくらい面白いが、そんな暇もない。
「アメリカの家」ひとつだけで勘弁してもらおう。
2011.10.06 Kiyoshi Nishinomiya