2012
Oct 03
(Web)

パタゴニアから返事


 パタゴニア日本支社から返事が来た。
 「建設会社からの問い合わせは初めてです。一度考えをお聞かせください」
 パタゴニアといえば自然保護をモットーとするアウトドアアパレルメーカー。サーフショップや登山用品ショップでの取引はあった。それも日本上陸草創期のこと。もう20年以上も前のこと。今では直営店舗が全国に散らばっている。
 困った。「かくかくしかじか、弊社は自然環境保護の観点からこうして家を建築しているのですよ」などという理念は語れない。畑を宅地化し、伐採された木材で家を建てているのだから、パタゴニアからすれば反逆者だ。私は単純にパタゴニアのウェアが好きで、弊社モデルハウスで販売できたらさぞかし楽しいだろうと思っているにすぎない。
 「パタゴニア製品と建設業がどう融合するのですか?」と問い詰められたら、どう平然と答えよう。
 「よい住宅は100年はもちます。2度建てなければならないところを1度で済ます。自然破壊の速度も弱まるはずじゃありませんか」
 これだ。われながらなかなか優れた模範回答だ。
 「世界各国の住宅建設業者がパタゴニアを着てごらんなさいな。どれほどの市場が掘り起こせるか」
 あっ。これもなかなかの模範回答だ。

2012.10.03 Kiyoshi Nishinomiya