2011
Aug 09
(The)
太田さんの家、基礎工事

家の建築工程の中で、一番最初の工事が基礎工事。コンクリート、鉄筋、ポリエチレン・シートだけの素材で作る。ごまかしがきかない。色、手触りなど好みの感覚に訴えるものが何もない。
コンクリートに埋め込まれる前、行われる鉄筋の検査。規定のスケールを当てて確かめる。交差点はしっかりと結束されているか、時には足で踏む。素材の色はモノトーン、構成はシンプル。だから確認方法もクールでドライ。
ただ、見た目にも美しいと思える現場は構造的にも確かな技術で終えている。
太田さんの家の基礎工事現場も、ぬかりはない美しさだった。
2011.8.09 Kiyoshi Nishinomiya
2011
Aug 08
(Mon)
伊藤さん、ほぼフレーミングが終了

伊藤さんの家のフレーミングがほぼ終了した。
在来工法でいわれる棟上げが終わったというところ。ツーバイフォー工法では構造用合板で外観を形成するのでフレーミングという。
日本で認可されている木造建築物は、在来工法とツーバイフォー工法の2種類。どちらが丈夫で耐震に強いのかと比較されることが多い。在来工法が日本古来から現存する建築方法に対し、ツーバイフォー工法は昭和48年に初めて日本に導入された建築方法。
補強の度合いなどにより、甲乙の結論はなかなかつけられないが、16年前の阪神淡路大震災後に国土交通省がとった統計上では、倒壊した木造家屋のほとんどが在来工法だったとされる。
しかし、この数字も、築50年80年100年の古い家屋も含まれていることも事実。そうした頃の家はまだツーバイフォー工法ではなかったはず。
それでも私たちは、統計の数字を重んじ10年前、在来工法からツーバイフォー工法に移行することになる。
このたびの東北大震災の統計もやがて発表されるのだろうが、粛々と受け止めたい。
2011.8.08 Kiyoshi Nishinomiya


茅ケ崎南湖モデルハウスのガレージドアがリニューアル。
中庭のケヤキ木にセミがジージー・ミンミン10匹あまり鳴くさなか、お披露目となった。
コンゴー産業・ルート66・ガレージドア。木製のオーバースライダー式だが、デザインが斬新。これにはまいった。あたかも観音開き。デコレーションの中央の取っ手、両端のアイアンのヒンジがその効果を演出している。
扉の色を見ると、マスタード・イエローに少量アイボリーを加えた混合色。私、パンプキンクリームスープを連想した。
やがて、裏ごしされたかぼちゃの繊維質の食感に想像が及んだ頃、いっしょにながめていたコンゴー産業の高藪氏が注釈を加えた。
ガレージ文化にAmerican Toyの楽しさを加えたデザインです。ただ今公開中ののディズニー・ピクサー映画「カーズ2」、これがモチーフなんですよ。前作「カーズ」はもともと「ルート66」という題名で公開される予定だったんです、知ってました? しかし、昔のアメリカドラマですでにそのタイトルは使われていたんですね。だからピクサーは「ルート66」を意識しながらストレートなネーミングで公開した。カーズとルート66・ガレージドアのマッチングは去年からすでに温めていたアイディア。さて、前置きは長くなりましたが、このイエロー、どことなく品があるじゃありませんか、ねえ。
パンプキンクリームスープの色に品がある、即座に返事には困ったが、高藪氏の熱意をないがしろにもできず、「そうですねぇ。また一歩ディズニー・ハウスに近づきましたか」と敬意を払えば、「これから日本もまたよくなりますよ」などと言う。「まったくですなあ」とでも答えておけばよかったか。
しばらく続く沈黙。お互い噛み合う言葉を探す妙な間。それでも確かな意思疎通はあった。その証拠に私の澄ました耳には真夏のセミの声、続いて高藪氏の「今日は、セミがよく鳴きますねえ」の一言が届いた。
2011.8.06 Kiyoshi Nishinomiya

藤沢片瀬山モデルハウスのナス。いきなり豊作。
苗を植えたのがちょうど一か月前のこと。
強くたくましくと元肥に骨粉混じりの油粕を施した。
それでも心配。害虫に葉を食われては大変。無農薬栽培を願う家内に、夫婦の仲きれい事だけで済むわけはないと、隠れて消毒噴霧した。
やっと、ひとつ実ったが、その後が続かず。紫色の小さな花、咲いては落ち咲いては落ち。さっぱり結実せず。
思案に暮れていたところ、トマトトーンという結実促進剤を知った。さっそく試した結果が、いきなりナス豊作。
ナスば成る。
「あら。無農薬野菜、やればできるじゃないの」
ひとの苦労も知らず、やがて、そうのたまう家内の声が聞こえた。
2011.8.05 Kiyoshi Nishinomiya
2011
Aug 04
(Thu)
島本さんのフェンス

島本卓也・美好さんの家には、遊びのガレージと稼ぐためのドッグトリマー室がある。衣食住遊職が混然一体となった家に、人間4人、犬猫5匹が暮らしている。
玄関といわずガレージドアといわず窓といわず、壁面となる場所は犬関連のポスター、ブリキ看板でおおわれている。
このたび、境界フェンスにも同種のものがお目見えした。
炭酸泉ペットソーダスパの垂れ幕。
炭酸が多く含まれる温泉で、ワンちゃんの血行促進に役立ち、毛並みもツヤツヤサラサラ、夢のスパ、という内容。
島本家の並はずれた情熱を垣間見る思いだった。
本格的営業は今年末までにはと聞く。この情熱に負けない開店祝い、相当な努力で通常の概念を破っておかなければならない。
2011.8.04 Kiyoshi Nishinomiya