2011
Oct 31
(Mon)

神戸異人館・風見鶏の館


 神戸異人館街めぐり。弊社には格好の社員研修旅行場所。9月末に行ってきた。
 異人館。中でもシンボリックな建物が、明治42年ドイツ人貿易商ゴッドフリート・トーマス氏の自宅として建てられた、通称風見鶏の館。異人館の中でもお城のような高い天井設計、アールヌーボーの装飾など、他の異人館にはない見どころがいっぱい。
 ところがところが、裏門をアーチに形どる素材には、驚いた。
 化粧仕上げの鉄筋ではなく、コンクリートに埋め込む構造用鉄筋。それを茶色のペンキがけ。驚くべきアイディアだった。
 観光地の名所とて意外な工夫。私たちも見習わねばならない。

2011.10.31 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Oct 29
(Sat)

YUMAの弾き屋の小屋組み



 
 YUMAの弾き屋の小屋組みが終わりつつある。小屋組とはフレーミング(躯体)工事の最終段階、三角屋根を形づくる工事のこと。
 三角屋根は間近で見ると巨大だ。その下にすっぽりと二階の部屋が入る。4層構造の芸を極めた家。
 「芸を極める」
 そういえば昭和最後の名人と言われた6代目三遊亭圓生の言葉を思い出した。
 「芸を極めるとは、技術を積み上げることではなく、ひたすら基本を掘り下げること」
 いやいやなかなかどうして、ハッとさせられる名言。
 私も誰かにそう言って驚かせてみよう。

2011.10.29 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Oct 28
(Fri)

島本さん「犬の駅」まもなくオープン


  今年の春に竣工した島本さんの家。「トリミングサロン」がまもなくオープンする。12月1日を予定しているという。
 ショップ名は「犬の駅」
 設計当初は、自宅で飼っている犬のためのトリミング室と、キャンピングカー用のガレージがあれば、というコンテンツだったが、やがて、そこで「稼ぐ」という目的が加わった。
 衣食住遊職の家。
 すでに知合いのプードルのトリマーが行われている。
 先日お会いした時に、「馬を飼うことになったら、トリミングお願いしますね」と言ったら、美好さんに「うちはドッグトリミングが専門ですから」と断られてしまった。
 これだけの自信があれば大丈夫。 「情熱は職なり」 
ただいま開店寸前の「犬の駅」のHPがご覧になれます。www.inunoeki.com

2011.10.28 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Oct 27
(Thu)

石松久幸さんから便り


  昨日から始めた草刈り、まだ終わらず。カウボーイの第一歩は「今日の仕事は今日終えるべし」だが。
 そうした中、カリフォルニア在住の人生の達人・石松久幸さんからうれしい便りが届いていた。
 原文を抜粋すると
 「アメリカでは、1500ドルも出せば良い馬が手に入ります。外乗慣れ、物怖じしない馬です。目的からすると、アラブ、クオーター・ホース、ミゾリー・フォックス・トロッターが良いと思います。日本は競馬崩れのサラブレッドが大半、アメリカからの輸入が良いかと」
 輸入ですか、馬を。
 電卓をを叩くと1500ドルは11万5000円前後。車のクラクションにも動じない馬がいそうだ。夢が一歩近づいてきた。
 アラブ、クオーター・ホースはおなじみですが、ミゾリー・フォックス・トロッターですか?
 直訳するとミズーリ州のオオカミのような足並み。いよいよ奥が深くなってきた。
 一方で達人は正しい指南を繰り返す。
 「まずは、乗馬クラブへ行きなさい。馬の乗り方や、手入れの仕方を覚え、気に入ったら自馬を持つのが順序というものです」
 5年前のバイクの免許・購入はまんまと家内には内緒の成就、あとの祭りとあきらめさせたが、このたびは馬である。
 相当用意周到に事を運ばなければならない。
 

2011.10.27 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Oct 26
(Web)

草刈りをしながら



 
 草刈りをした。頻繁にではないが、たまにやる。建築予定地の草刈。
 2サイクルエンジン付きの草刈り機。ショルダーストラップにぶら下げて回転歯を回す。地面に円を描くように草を刈る。
 セイタカワダチ草の花がこぼれる。ドクダミの青臭い汁が飛ぶ。隠れていたスギナが顔を出す。
 いつもの風景に、今日は特別な視点が加わった。
 馬が食べてもよいものはどれだろう?
 馬と一緒に来れたらぞかし楽しかろう。けれども、この新鮮な草を全部食べさせてもいいんだろうか。毒草があるはず。
 だとすれば、草刈りの手順が変わってくる。まず毒草を見分けてそのあとで馬を放し食べさせる。
 おおっ!そうだ。あとは馬に任せればいい。私の仕事は毒草だけ摘み取ればいい。こいつは効率的だ。
 草刈りをしながら、とたんに企みがわいた。
 「馬は弊社の必需品。社をあげて馬を飼おう」
 いや待てよ、誰かが「だったらヤギでもいいんじゃないですか」とか言うに違いない。
 「うんそうだねそうだね。ヤギでもウサギでもいいんだったね。でも馬は・・」
 「でも馬は?」
 「でも馬は、期待が持てるじゃないか」
 「どう期待が持てるんですか?」
 「ニンジンをぶら下げれば走るじゃないか」
 まぬけな答えだった。もとい。
 「馬は力があるから、材木やレンガを運べるじゃないか」
 さっきより優れているが、まだ説得力に欠ける。
 草刈りの歯も私の頭もぐるぐると回転するだけ。気がつけば、作業は半分もできていない。
 カウボーイの格言「今日の仕事は今日終えるべし」
 カウボーイになるのはまだ先のようだ。

2011.10.26 Kiyoshi Nishinomiya