2012
Nov 06
(The)

田中さんの車


 22歳にして住宅ローンを組んだわれらが施主様・田中さん。もちろん弊社では最年少の方だ。奥さまのあゆみさんとふたりのお子さんと新居に移り住んでもう2週間がたつ。
 田中さんの車は10年落ちのセドリックだ。もうすぐ買い替え計画にあるというがそれでも丁寧に乗っている。買い替えるともう少し小ぶりのものに、やがて2台目に軽自動車を購入予定。
 そういう設計で駐車場をしつらえたが、長いセドリックの車体を、寸足らず気味の奥行にきっちりと直角にとめている。道路にはみ出ちゃいけないと、家の壁にぎりぎりにとめている。その隙間1㎝もない。
 一体どうやってとめているんだろう。後ろであゆみさんが見ていて、
 「あと10㎝、5㎝、4、3、2、1。はい、ストップ!」
 とかやっているんだろうか。それともそっ~とバックしていったん壁にぶつけて1㎝前進するんだろうか。 
 こんど会ったら、「2台目購入までは2台分またがったところに斜めに駐車してもいいんですよ。なんたってご自分の家なんだから」と言ってみよう。 

2012.11.06 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Nov 02
(Fri)

エンジニアの落合氏


 エンジニアの落合氏が私のバイクを引き上げに来たのが、去年の暮れの12月29日の夜のこと。闇夜にまぎれて夜逃げのような速さでバンに詰め込むと帰って行った。1967年のハーレーのエンジンを載せ替える計画がようやくスタートした。
 だが、あれから10ヶ月余り。落合氏から音沙汰はない。
 この間、当然バイクに一度もまたがらず、だからその時間が余ってしまった。おかげで私はなんとガーデニングにいそしんでしまった。とりわけバラ栽培にはまってしまった。
 オールドハーレーを駆りハードボイルドなバイカーを気取っていた私だが、今や、剪定ばさみやら堆肥やら消毒液やらと親しむガーデナーとなってしまった。靴だっておんなじブーツでもいまやゴムの長靴だ。
 また元のハードボイルドなバイカーに戻れるか、ちょっと心配だ。
 エンジニアの落合氏に、ひょっとしたら、
 「もういい歳になったんだから、バイクからおりて、そろそろ地に足がついた生活でもしてみたら」
 と私は導びかれつつあるかもしれない。

2012.11.02 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Nov 01
(Thu)

旭ファイバーグラスの断熱材


 弊社は好んで旭ファイバーグラスの断熱材を使う。アクリア・ネクスト。高性能グラスウール。断熱性能ばかりでなく防湿性能も優れている。ツーバイフォー工法にこの断熱材、鬼に金棒である。魔法瓶のように室温が冷めにくくなる優れたエコな仕様である。だから去年までの「住宅版エコポイント制度」ではポイントを稼ぐことができた。
 ところが、去年の東北大地震で旭ファイバーグラスの東北工場が被災した。生産は神奈川県の寒川工場のみだった。全国に行き渡らず品薄の時期が半年ほど続いた。
 ところがところが、弊社にはコンスタントに納品されていた。悠然と家造りにいそしんでいた。
 弊社の施主の方に、実は旭ファイバーグラス本社勤務の人がいた。それが功を奏していたかどうかは謎であるが、私、一応、連絡はとらさせていただいていた。こういうのをコネクションというんだろうか。
 流通を担っている問屋さんもびっくり。「なぜか、お宅の納品分は旭ファイバーグラスさん、遅れることなくうちの倉庫に入れてくるのよねぇ」
 持つべきは、施主様である。

2012.11.01 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Oct 31
(Web)

東レのラップサイディング


 弊社は好んで東レのラップサイディングを使う。細長い横板を一枚一枚重ね合わせて貼る。手間がかかるが凹凸の陰影がとてもいい。日本では「南京下見板を貼る」という。斜め上から降ってくる雨に大変有効な工法だ。
 国内外の各メーカー、それぞれの特徴のある仕様のものを出しているが、私、東レのものが一番好きだ。色合いといい、陰影の具合といい。
 そんなことを言い続けていたら、東レの宣伝・広報部に声が届き、来年のカタログに弊社施工例を掲載してくれることになったらしい。茅ケ崎市・矢畑の加藤大(かとうだい)さんのお宅。先日、現場写真も撮りにいったという。マットなブラックのラップサイディング。なかなかおしゃれな仕上がりだ。 
 東レの弊社担当は岩佐氏。いつだったか、「こんど50色ぐらいのバリエーションになりますよ、うちのラップサイディングは」と豪語していたが、まだならず。というよりは計画倒れになっているんじゃないかなあ。
 50色とは望まないまでも、せめて黄色のラインナップの幅の拡大を。今日10月31日はハロウィン。ハロウィン・イエロー。オレンジがかった黄色。こんなラインナップを加えてくださいましな。

2012.10.31 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Oct 30
(The)

バラの苗木の植えつけ


 茅ケ崎南湖モデルハウスにバラの苗木を植えつけた。11本の苗木。ピエール・ドゥ・ロンサールというバラ。来年の開花はあきらめた方が良さそうだ。つるバラ。樹高は4mほどになるという。鉄筋のアーチ、建物の外壁に這わせモデルハウスをすっぽりと包む計画。再来年の5月にはそこそこの花が期待できるか。
 ひとつの苗につき50㎝四方深さ60㎝の穴を掘った。11個掘るにはたいそう骨だった。元肥えには牛糞スコップ2杯。掘った土に骨粉入り油粕をまぜて埋め戻した。11個すべてが無事に育ってくれれば。ところが日当たりのあまりよくないところにも植えた。ちょっと心配。56歳からの趣味の園芸。このモデルハウスにはもう数本植えてみたい。

2012.10.30 Kiyoshi Nishinomiya