2011
Jul 21
(Thu)

ノーマンロックウェル・ハウス


 何年か前、「家」にキャラクターマーチャンダイジングを行ったことがあった。古き良き時代のアーリーアメリカン建築様式にふさわしくクラシックアメリカンブランドをミックスさせようと試みた。
 最初にアタックしたのがCoca-Cola。「コカコーラ・アメリカンクラシックハウス」。こんな家があったらさぞかし気分いいだろうと。アトランタ本社ではうけた。アジア・パシフィック部門でもうけた。ところが日本コカコーラがNGを出した。当時、日本では姉歯構造改ざん問題が社会現象の真っただ中。「家」と「車」にライセンスをおろしてはコカ・コーラ本体も危ういのです。おかげで刑事事件に巻き込まれたら大変とアトランタ本社に日本から通達をすることができました。とは当時の担当の春日美佐子(かすがみさこ)さんの弁。
 しからば、Campbell’sキャンベル。今度は間違っちゃいけない。日本キャンベルから攻略。「いいです。Okです。日本はコラボOK」。ところがニュージャージー本社がNGを出した。
 うまくいきませんねぇ。
 だめもとで、ノーマンロックウェルの長男のポール氏にmailを出してみた。意外や意外、2ヶ月後にはWellcomeの返事。日本の代理店を通じてライセンス許諾契約が行われた。
  それでも紆余曲折、暗中模索、五里霧中。何百という構成素材で作られる家に、イメージ的にせよ付加価値をつけるのは大変な作業を伴った。というより、建材の本質からブランド化することは、各建材メーカーと長期に渡る計画も必要だった。ライセンス料、建材特殊開発費。建築コストがさがることはない。
 後日、Disneyディズニーと会食した際にあちら側から出たリクエスト。「ディズニー・ハウスというものを出す予定がありましたら、Disneyのロゴの入ったクギから作っていただけませんか」
 「家」にキャラクターマーチャンダイジング。難しゅうございました。途中で断念。
 現在ではフィジカルに「ニシノミヤハウス」。今の私にはこれがちょうどいい。

2011.7.21 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Jul 20
(Web)

台風の中、大木さん


 
 台風の中、大木勇人(はやと)さんは引っ越し。 
 大型で強い台風6号が接近し、関東は今日明日大荒れの予報。大木さんは引っ越しを一日繰り上げ昨日のうちに行動をおこした。
 大木さんは茅ケ崎消防署勤務。昨日の朝、いきなり電話があった。
 「もうギリです。台風はおよそ時速20キロ30キロ。明日には徳島県南部に上陸。その後、南の海上を東北東へ進むと、明日あさってが関東はやばいです。きょうのうちに引っ越しをやっちまおうと思います。よろしく」
 奥さまの直子(なおこ)さんはお産で4月から実家(沖縄)に戻ったまま。新生活準備は大木さんの判断ひとつで左右されていた。
 引っ越しの実行部隊は、消防署の非番のお仲間たち。万全の態勢を組んでいるという。
 それでも、
 「台風のあと、ゆっくり引っ越したら?」
 と提案はしましたが、
 「台風のあとのほうが緊張します。たまった雨水。遮断された道路。そんな時地震でもやってきたら、ぼかぁ、津波警戒で引っ越しどころじゃなくなっちゃいます。今日一日でやっておかないと」
 一日明けた今日。それでも、大木さんはまだ引っ越しを続けている。

2011.7.20 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Jul 19
(The)

神田圭祐さんの家ツーバイフォー構造


 神田圭祐(けいすけ)さんの家のフレーミング(躯体)工事終了。ツーバイフォー工法を文字通り絵にかいたような構造フィニッシュ。
 ツーバイフォー(2X4)工法。正しくは木造枠組壁構法。フレーム状に組まれた木材に構造用合板を打ちつけた壁や床で支える仕組み。それゆえ高い耐震性・耐火性・断熱性・気密性をもつ。
 省令準耐火構造をクリア。神田さん、火災保険がぐっとお安くなるんでございますよ。
 さらに、このびの住宅版エコポイント制度導入期間中。断熱性がそれはそれは魔法瓶のようなんでございますよ。
 8月末のお引き渡し。嘘ではないことがご実感いただけるんでございますよ。

2011.7.19 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Jul 16
(Sat)

「ガレージのある家」の表紙


 

 「ガレージのある家Vol.22」が7月14日に発売。その表紙に弊社施工の萩原修(おさむ)さんの家が起用された。
  特集ページに詳細記事もあり。ご興味のある方は最寄りの書店まで。
 
 雑誌名 「ガレージのある家Vol.22」
 出版社 ネコ・パブリッシング
 定価  2,200円(税込)

 去年の7月に竣工。ガレージ付き、プール付きの家。おてんこ盛りの家。
 施主の萩原修さんは、かつてF3のレーシングドライバー。
 全日本チャンピオンになった時、まだレーシングスーツにヘルメットのままの萩原さんに駆け寄る、奥さまの恵理(えり)さんとのドラマチックな抱擁シーンの写真。部屋のテーブルにあるのです。男の憧れです、こういう瞬間。
 今年の夏も、私、プールサイドパーティーにおよばれの予定。

2011.7.16 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Jul 15
(Fri)

伊藤純さんの家、フレーミング開始


 梅雨どきの蒸し暑い日々。梅雨も明ければ快適さが待っていると、思っていたのは錯覚。暑さはこれからがたけなわでした。
 伊藤純(じゅん)さんのフレーミング(躯体)工事もいよいよ始まった。ツーバイフォーのフレーミングは、一階床組・一階壁組・二階床組・二階壁組・小屋(屋根)組の5工程。
 まずは最初の一階床組が始まったので、私も現地へ。
 山崎フレーマー、あああああ暑い。作業安全の規定ヘルメットを思わず脱ぎ。
 「山崎くん、休憩中?」
 「そそそそうです。休憩中」
 「そう、それはそれは。休憩中もお仕事ご苦労様」
 休憩中も肩を冷やしてはいかんとウォームアップに怠りない山崎フレーマーでした。

2011.7.15 Kiyoshi Nishinomiya