
L.L.Beanブーツ、つまさきがゴムで甲の部分がレザーの水陸両用のブーツを7年使っていた。くるぶしまでの編み上げ、脱ぎ履きがいい加減だったせいで縫い合わせのところでパックリと口があいた。もはや水陸両用の役目はなく、それでも接着剤で仮止めして履いていた。また、口が開いた。夏には涼しい靴だよと言いきかせていたが、芝の水撒き、靴下が濡れた。新品に買い替えた。
しばらく来なかったL.L.Beanのカタログが郵送されてきた。再びカスタマーとして見てくれたようだ。
ところが。
開いてみると女性モデルがまぶしい。男性モデルはいつものごとく普段着のジェームスボンド風。この程度だったら私だってお腹をちょっとへこませればいい勝負じゃないか。しかし、女性モデルが美しい。直視してハッと目があったら、なんだか照れてしまった。その一部始終を前の席に座っている女性社員に見られていた。
「こんなに痩せて、なに食べてるんですかねぇ。痩せてるモデルがきれいだとする風潮は拒食症につながると、世界保健機構でも問題視されていたじゃありませんか。こういう食生活じゃあ長生きできませんでしょうなあ。だいいちこの暑い夏を乗り切ることさえ難しかろうに」
そう痩せてもいないモデルさん。どちらかといえばしっかりとした骨格、張りのある肉付きの健康的なモデルさんをして、ケチをつける55歳の私。つくづく、おじさんになりましたなぁ。
2012.7.27 Kiyoshi Nishinomiya





