2013
May 07
(The)
井田さんの外水栓
井田さんの家の外水栓。蛇口を見たら、沖縄のシーサーの彫りもんだろうか? 見慣れない取っ手がついていた。
竣工時には日水協の検査に合格した蛇口をつけておいた。それをその後、たぶんこのゴールデンウィーク中に、どこぞで求められたものと取り替えたらしい。
もちろん日水協の検査を受けているものではなく、井田さん家族もここからの水を飲料水に使うことはせず、もっぱら散水に。
シーサーなんだろうか? いや鳥の形をしているようだ。指で回すところはトサカ? だとすれば、にわとりなんだろうか。いやいや、リスにも見える。
おいくらしたんでしょうか。私の家にもひとつほしい。
2013.5.07 Kiyoshi Nishinomiya
2013
Apr 25
(Thu)
とうもろこし畑
母親と一緒に過ごした最初の記憶はいつのことだたんだろうと、この頃思う。
夏の終わり、背中におぶさって自宅近くのとうもろこし畑に行ったことが最も古い。なのに、セピア色ではなく総天然色。採ったとうもろこしのふわふわとしたヒゲや、いたずらにつぶした黄色い汁まで覚えている。
母親は花柄のワンピースで、私は麦わら帽子をかぶせられていた。ブヨが出るからと足早に帰って行ったことも覚えている。
まだ2歳になる前のことのはずなのに、母親の髪型まで覚えている。
今や私は56歳。母親は83歳。50数年前のことだ。
2013.4.25 Kiyoshi Nishinomiya
2013
Apr 23
(The)
モデルハウスのバラ
茅ケ崎南湖モデルハウスに、去年の秋、植えたバラにつぼみがついた。ピエール・ドゥ・ロンサールという美しい美しいバラ。
道行く人にも訪れる人の目にもとまり、「おやまあ、あなたが手入れなさっているの。満開の頃が楽しみでしょ」と注目を集め始めている。
それはそうである。モデルハウスのディスプレイにと植栽したのだが、どうやら人目には、私が熱心なバラ愛好者に映るようだ。
56歳。私立探偵フィリップ・マーロウばりのハードボイルドな中年を気取ろうとしている私。そう見られてたとは、戸惑ってしまった。
いや待て。いっそのこと、このままこじんまりとガーデナーを装って世を欺いているのも悪くはない。
フィリップ・マーロウにしてバラ愛好家。ジキルとハイド。この落差にはちょっとそそられる。
2013.4.23 Kiyoshi Nishinomiya
私はオフィスで昭和の黒電話を使っている。いや、もとい。使いたいと思っている。
以前、実家で使っていたダイヤル式の黒電話を私のデスクの横に陳列はしているが、実際には使っていない。NTTの人が来るたびに、なんとかビジネス電話回線の内線に組み込んでもらおうと頼んでいるが、首を縦には振ってくれない。
こうもケイタイが普及すると電話の会話に重みを乗せられなくなってしまった。
30年以上も前のこと。私はドキドキワクワクしながらこの黒電話から何人の女性と魅力的な会話を楽しんできたことか。
持ち上げて裏を返して見れば、「お買い上げ年月日 昭和51年12月18日 日本電電公社」とある。やはり大学に入学した年だ。
このたびは私、この電話でハードボイルドな私立探偵を気取ろうともくろんでいる。
2013.4.19 Kiyoshi Nishinomiya
2013
Apr 17
(Web)
プ、プ、プレゼン準備
プレゼン準備で大わらわの日々。社員総出で資料、設計図などなどを手分けの作業。見積りも足算引き算して。今度の土曜日まで間に合うだろうか。
プレゼンのお相手。これがまた、一度もお目にかかったこともなければ、その声すら拝聴したこともなし。
こんなことって、あるんですなあ。
2013.4.17 Kiyoshi Nishinomiya