2014
Oct 24
(Fri)

新・開発住宅地


 もう何回目の開発なんだろうか。私たちの「開発」とは住宅地用を造成することを指している。茅ケ崎市条例によると500㎡の面積を超える土地の形質の変更は、開発行為にあたる。上下水道の整備、理路整然とした道路、環境の整備などが審査される。
 計画から丸一年かかった。この度は10区画。
 すでに、Fさんご夫妻、Oさんご夫妻による新築計画が進んでいる。
 また新しいニシノミヤ・ストリートの誕生だ。

2014.10.24 Kiyoshi Nishinomiya

2014
Aug 19
(The)

ニシノミヤストリート・鶴嶺の工事佳境


  茅ケ崎市矢畑のニシノミヤストリート・鶴嶺の工事が佳境に入っている。工事は株式会社KKと湘南いざわの共同作業。現場の責任者は湘南いざわの神田氏なんだけれども、工事が始まって現場で彼の姿を一度も見たことがない。
 私は草刈り。草刈りをしていると、気になることが目に入ってくる。
 近隣のための防塵ネットがはだけている、車止めがまだ撤去されていない、駐車スペースに散水器が出ているじゃないか、などなど。神田氏はそこにいないから、携帯から電話をする。そうすると現場に居合わせる佐々木くんが、神田氏の指令を受けてはいはい、とやってくる。
 佐々木くん、いいぞいいぞ、私にとっての現場責任者は君だ。
 8月30日のご苦労さん会には佐々木くんを呼ぼう。

2014.8.19 Kiyoshi Nishinomiya

2014
Jul 02
(Web)

梅雨の合間に


 梅雨の合間に起工式を行った。茅ケ崎市矢畑の宅地開発工事。
 午前10時から始まった。すでに30度を超えていたが、梅雨時ではなく爽快な真夏のようだった。
 現場の畑の土くれの匂い、シャーシャーと聞こえるクマゼミの声、後ろの空に立ちあがる入道雲。木立の陰のひんやりとした空気。50年前の幼年期のなつかしさがよぎった。
 昭和の日本にはこういう場所がたくさんあった。健冶と将来を空想するスリル。向こうの道を髪を遊ばせながら走る香澄ちゃんは特別に見えた。その夜にホタルを追う香澄ちゃんは浴衣姿。こっちは相変わらずの半ズボンで近寄りがたかった。
 梅雨の合間の起工式。絵日記を描きたくなるような夏のひとときだった。

2014.7.02 Kiyoshi Nishinomiya

2014
Jun 23
(Mon)

田中さんの家の鉄棒


 ニシノミヤストリート・浜之郷の田中さんの家には鉄棒のようなものがある。新築後、まもなくご主人が自ら取り付けた。
 先週、空いている区画の草刈りをしていたら、田中さんの奥さま・あゆみさんが2歳の男の子と出てきた。
 鉄棒のようなものは、布団干し、そうでしょ、奥さま思いのいいご主人ですなあ、とほめれば、
 「鉄棒なんです」と言う。
 鉄棒に見えて本当は布団干し、それが今日の住宅事情というものなんだけれども、正真正銘の鉄棒だと言う。
 「この子が産まれたら、急に作りだしたんです」
 手を引く男の子を引っ張った。
 そうか。男の子には鉄棒。田中さんのご主人の期待を込めた誕生祝い。無口なお父さんの顔が浮かんだ。

2014.6.23 Kiyoshi Nishinomiya

2014
May 19
(Mon)

このなかであそばない


 ニシノミヤストリートの中には住宅と駐車場がある。駐車場は弊社所有のものもあれば、宅地開発時に協力していただいた方の所有のものもある。碁盤の目のようなきれいな配列の道路づくりには欠かせない要素。
 昭和31年生まれの私、振り返れば、こういう駐車場というものはなかった。空地は原っぱだった。そこが三角ベースの野球場で、ドッジボールのコートで、宝物の埋蔵場所で・・・。
 もう、こういうのどかな風景もみられなくなった。時代が変わった。ルールも備わった。
 育ち盛りのちびっこ、かれらはちょこざいな天使なんだけれど、駐車場。このなかであそばない。50年前の私はそうではなかったが、今やそれが備わっているルール。

2014.5.19 Kiyoshi Nishinomiya