2011
Nov 30
(Web)
衣食住遊職の家

衣食住遊職の家。一回こっきりの家を建てるんだったらこうありたい。生活の場であり、遊びの場であり、職業が備わっている家。
日常を過ごしながら収益をもたらすことができたら。
古い言い方をすれば、店舗付き住宅。 昭和の時代にはこうした形態の家がたくさんあった。床屋さん、魚屋さん、八百屋さん、自転車屋さん。
いつしか衣食住と職の場は分離されていったけれども、どうせ家を建てるんだったら、モッタイナイ。機能を余すことなく使いきりたい。
藤沢片瀬山モデルハウスでは、そんな構想を積み重ねてまいりたいと思います。
2011.11.30 Kiyoshi Nishinomiya
2011
Nov 29
(The)
「ドゥーパ!ランド」なるか?

小田原市早川のみかん畑、1200坪。33年前にすでに離農してしまった所有者が、有効利用してくれる方がいらっしゃれば寄贈いたしますとの申し出があって、あれから一ヵ月。
学研のDIY雑誌「ドゥーパ!」の編集長関根氏が名乗りを上げた。
納屋、ピザ窯、ツリーハウス、野菜畑、サウナ、トロッコなどなど。まるでトム・ソーヤの冒険の物語そのままの「ドゥーパ!ランド」を計画したいとのこと。
昨日、現地を私と一緒に登った。
1200坪。30坪の住宅用地40戸分。
たしかに当時はみかん畑だったに違いない。33年たった昨日はすでに山。すきまなく鬱蒼とした木々に覆われている。
手を加えるとなるとなかりの人手がかかることは明らか。関根氏の元気はカラ元気に変わった。相当うちひがれた様子。困惑しっぱなし。
「ドゥーパ!ランド」なるかならぬか。今後の展開が楽しみだ。
2011.11.29 Kiyoshi Nishinomiya
2011
Nov 28
(Mon)
レティティア・ストリート・ハウス

ペンシルバニア州フィラデルフィアのとある公園に移築されている家がある。もともとレティティア・ストリートという通りに面していたのでその名を冠した名称の家のようだ。
1713年以前に建てられたレンガ壁のゴシック調の家。アメリカの家にしては床面積は100㎡も満たないこじんまりとした設計だが、私はこの家の計算されされたデザインには大きくうなづかされてしまう。建物の正面から見ると左右が対称形。200㎡もある床面積であれば、こうしたルールはいとも容易いが、3LDK程度のレイアウトを保とうとすれば、そうはいかない。
約300年もたってなお飽きさせないデザインと機能性。今日の日本にだって充分通用する家だ。
2011.11.28 Kiyoshi Nishinomiya
2011
Nov 24
(Thu)
ガレージの愉しみ

茅ケ崎南湖モデルハウスのガレージが、多方面の方に目を留めていただいている。建築予定の皆様に。、または、雑誌、テレビ番組やCMのロケ地などとして。ガレージドアメーカー、ツールボックスメーカー、収納家具メーカーさんからなどなど。
当初、私はここのガレージで、1964年のフォード・ピックアップをレストアしたかったのです、コツコツと。サビをゴシゴシ削り、穴をひとつひとつパテで埋め、好みの色に塗り替えて。そうやって仕事の合間に至福の時間を過ごしたかったのです。
バックヤード・ビルダー。裏庭の愉しみ。
もはや、全長4753㎜車幅203㎜のフォードは入りませんですなぁ。
2011.11.24 Kiyoshi Nishinomiya
2011
Nov 22
(The)
平和町の八木さんの迷い

平和町の八木さんが迷いに迷っている。
平面図に大きな差異はないが、立面図。道路に面している西側立面図。家の顔となるところ。
多角形とデコレーションを加えたアメリカン・ヴィクトリアン様式と、素朴なスタイルのニューイングランド様式のふたつ。このふたつのデザインをめぐり、ご夫婦そろっての迷い。
スタート時の夏は絶対にアメリカン・ヴィクトリアン様式だったが、この頃になってニューイングランド様式に移行しつつある。
家のスタイルの好み、ひょっとして、季節によって変化するのかもしれない。
確かにアメリカン・ヴィクトリアン様式はにぎやかで明るく、ニューイングランド様式は落ち着いた温かみを感じる。
八木さんの迷いは、季節によって左右されているとしたら、こいつぁ、大発見である。
2011.11.22 Kiyoshi Nishinomiya