
かつて西城秀樹は「傷だらけのローラ」を熱唱した。「この愛もささげるぅ、ロォォーラァァー」
古い家を解体するときまって出てくるのが、古いコーラの空きビン、缶。コンクリートの基礎をめくるとかならず土の中にそれらが混じっている。傷だらけのコーラ。
昨日までの住人が生活しながら畳をめくって根太をはがして床下に捨てていたとはとうてい考えにくい。その家の建築中に工事人によって埋設されたんだろうと思う。
しかし、なぜ、きまって出てくるんでしょう。当時の習わしだったんだろうか。一服休みの残骸であることはまちがいない。
「隠れたる欠陥に負う責任」を私たちの業界では「瑕疵担保責任」という。この瑕疵担保責任を肝に銘じているのがこの頃の私たち。
傷だらけのコーラを見るたびに、当時のせちがらさを感じてしまうのは私だけでしょうか。
2012.8.30 Kiyoshi Nishinomiya





