
1973年アメリカ映画「アメリカン・グラフィティ」にはオールディーズの名曲と共に、古き佳き時代のアメリカの車がたくさん出てくる。
中でも、主人公のポール・ル・マットが乗る黄色の1932年フォード・クーペはつとに有名。ボンネットの中のエンジンをむき出しに見せ、屋根を切り詰め低くしたホットロッドは陽気でやんちゃなアメリカン・グラフィティ(アメリカの落書き)そのもの。この映画のアンバサダー、全権大使。
その影に隠れて、1940年のフォード・クーペがパトカーで出てくる。地味で登場シーンも少ないが、なかなかどうして、これが今やアメリカでは人気急上昇中の車なんだそうだ。
すでに72歳になる車両でなんらかの手を加えないと走れるものではないが、それでもどうにかこうにかして日常使える車に仕立てて走る。
こいつぁ、かっこいいねぇ。ボディーが傷んでいればいるほどかっこいい。座席なんかもほころんでいればいるほど味がある。古びたジーンズのように使う。
いいですなあ、こういう車との付き合い方。
2012.12.27 Kiyoshi Nishinomiya





