2013
Jul 26
(Fri)
疑問だったが、
常々疑問だったが、ようやくわかった。
Appleのロゴマーク。リンゴのヘタの部分とかじった跡が同じ形なんじゃないかと、数年前からひっかかっていた。
もし、同じ形・面積だとしたら、このロゴマークのデザイナーは、そのシンプルな仕掛けに緻密な計算を込めているんじゃないかと思っていた、アップル製品のごとく。
ヘタの部分をコピーして、かじった跡に重ね合わせてみた。
はまらなかった。
一目でわかっていたはずなのに、ばかなことをしてしまった。
2013.7.26 Kiyoshi Nishinomiya
2013
May 18
(Sat)
ながちゃんからメールが返ってきた。
一ヵ月前に聴いた「シカゴ」の「Hard to say Im sorry」。ながちゃん、こいつぁ切ない曲ですよ、聴いてごらんなさいな。
と、ながちゃんにメールしてから、一昼夜明けた今日の朝に返事が来た。
ごめんゴメン。親孝行のまっ最中でした。ただ単に食事をしながら母親の話をダラダラと聞いているだけの時間ですが。
日本語の題名が、「素直になれなくて」。名曲です。
そうでしたか、親孝行の真っ最中でしたか。私、それがもうできなくなりました。シカゴの名曲が心にしみます。
2013.5.18 Kiyoshi Nishinomiya
2013
May 17
(Fri)
今日、「シカゴ」を聴いた。
今日、「シカゴ」を聴いた。
初めて聴いたのは中学2年生、たぶんラジオの深夜放送だった。「長い夜」「クエスチョン67・68」。 もう40年以上も前のこと。
このたびの「シカゴ」は、「Hard to say Im sorry」。 1ヶ月ほど前、偶然、ラジオから耳にした。
1か月前。私、そうとう切なく。このたびの「シカゴ」の曲もそうとう切なく。
いつか、しっかり聴いてみようと。
今日、しっかり聴いてみた。
イントロのところから、すでにやられた。
あんまり切なかったので、ながちゃんに感想のメールをした。かくかくしかじか、いまどきシカゴに泣かされるとは思わなんだよ。ぜひ聴いてごらんなさいな。
あれから6時間がたつが、ながちゃんから返事はまだない。
2013.5.17 Kiyoshi Nishinomiya
2013
Apr 25
(Thu)
とうもろこし畑
母親と一緒に過ごした最初の記憶はいつのことだたんだろうと、この頃思う。
夏の終わり、背中におぶさって自宅近くのとうもろこし畑に行ったことが最も古い。なのに、セピア色ではなく総天然色。採ったとうもろこしのふわふわとしたヒゲや、いたずらにつぶした黄色い汁まで覚えている。
母親は花柄のワンピースで、私は麦わら帽子をかぶせられていた。ブヨが出るからと足早に帰って行ったことも覚えている。
まだ2歳になる前のことのはずなのに、母親の髪型まで覚えている。
今や私は56歳。母親は83歳。50数年前のことだ。
2013.4.25 Kiyoshi Nishinomiya
私はオフィスで昭和の黒電話を使っている。いや、もとい。使いたいと思っている。
以前、実家で使っていたダイヤル式の黒電話を私のデスクの横に陳列はしているが、実際には使っていない。NTTの人が来るたびに、なんとかビジネス電話回線の内線に組み込んでもらおうと頼んでいるが、首を縦には振ってくれない。
こうもケイタイが普及すると電話の会話に重みを乗せられなくなってしまった。
30年以上も前のこと。私はドキドキワクワクしながらこの黒電話から何人の女性と魅力的な会話を楽しんできたことか。
持ち上げて裏を返して見れば、「お買い上げ年月日 昭和51年12月18日 日本電電公社」とある。やはり大学に入学した年だ。
このたびは私、この電話でハードボイルドな私立探偵を気取ろうともくろんでいる。
2013.4.19 Kiyoshi Nishinomiya