2013
Dec 04
(Web)
パタゴニアのカタログ

パタゴニアの冬カタログが送られてきた。
また、してやられたと思った。
何度となくこういう気持ちにさせられた。わたしがもしプロのカメラマンだったら、しまった、こういう手があったかと地団太を踏むところだ。
白い雪原を犬たちにひかせるソリ。足元には赤い布でくるんだ生活用品。それらをソリの御者目線で。
寒くてつらい環境なのにそこへ飛び出したくなるような誘惑。白と赤でクリスマス商戦を彩る。
MDカタログは数多くあれど、パタゴニアのカタログは思わずページをめくりたくなる。
2013.12.04 Kiyoshi Nishinomiya
2013
Nov 23
(Sat)
盛土(もりど)

茅ケ崎・鶴嶺通り沿いにある細長い畑。この秋の度重なる台風の影響で畑の土が流出してしまった。地主さんからその補充を頼まれたのだが、予算はなく。どこからか肥沃な性質の耕作用土を探してこなければならず。来年の作付けの時期は迫ってきて。切羽詰まっていたのだが。
近くで畑を掘り返す計画を知った。掘り返して整地すると必ず余りがでる。その所有者に交渉に交渉を重ね、あらかじめ余りの土をもらいうけることができた。
色、香り、手触り。すべてによし。真っ黒。腐葉土、堆肥充分。
依頼主さんからはたっぷりご褒美をもらわないといけない。
2013.11.23 Kiyoshi Nishinomiya

今年も残すところあと一カ月余り。
この時期になると弊社女性社員の田辺が口うるい。
「年賀状のデザイン、まだできませんかぁ」
お世話になっている方々の宛名を心をこめて書くのだという田辺の姿勢には、それはそれは頭がさがるのだが、年の最後をこの仕事としている区切り方に、もうちょっとぎりぎりまで、すくなくともボーナスが出て年末調整の申告用紙が回ってくるまでは緊張感を持ち続けてくれませんかねえ、と言ったら角が立つだろうか。
それでも、毎年、来年の年賀状と向き合うと敬虔(けいけん)な気持ちになる。
ゆく年を振り返り、くる年を生きる。
来年の干支は”馬”。それに特別な思いも重なる。
今年の春に逝った母親の干支だ。
2013.11.19 Kiyoshi Nishinomiya
2013
Oct 11
(Fri)
今村邦雄さんからメール。

毎週土曜日の午後、私は茅ケ崎から自宅の藤沢・片瀬まで海岸線を徒歩で帰っている。走りながら歩きながら。15キロ。砂が足にまとわりつき3時間かかる。しかし、この無駄骨は壮大だと自ら悦に入っている。
そんなある日、KT.Store Managementの取締役今だった村邦雄さんからメールが来た。
「永年懸案だった「インディペンデンス」の日本語版第1章がついに完成しましたので、その喜びを分かち合いたくお便りしました。
(中略)
神経を研ぎ澄まして英和辞書を片手にワープロで日本文を打つことは、老人にはとても良い頭の体操です。全部で1300ページのうち今回やっと26ページが終わり前途多難ですがライフワークとしてこつこつ続けていくつもりです」
今村さんは32年前に横浜の書店でくだんのペーパーブックと遭遇し、以来舞台となった米国ミズーリ州現地取材を重ねついに日本語版作成にとりかかった。
メールには作業を終えたばかりの26ページの物語が添付されていた。来年には70歳に届こうかという今村さん。その気力体力には驚かされた。
それにしても。
日本語版翻訳を依頼した出版社はずいぶんと気が長いもんだ、とメールの先を読んだ。
実際、今村邦雄さんの奥さまは芥川賞作家庄野潤三の長女で、さてはそういうコネクションを存分に使っているんだろう。
ところが。
最後の一文。これには再び驚かされた。
「なお、出版元の翻訳権は未取得ですのでお含みください」
個人的な気持ちの高ぶりでこんな事をしていたわけである。
私の徒歩帰宅など、足元にも及ばない。
2013.10.11 Kiyoshi Nishinomiya
2013
Oct 10
(Thu)
関根氏がフィリピンの孤島に移住するらしい

学研の雑誌「ドゥーパ!」の編集長関根氏からメールが届いた。
「学研パブリッシングを退職することになりました。今後は、フィリピンセブ島近くのカオハガン島という小さな島に移住します」
その島は78歳になる崎山さんという日本人が所有している島で、ここ20年くらい島民の教育や医療の自立改善に努めてきたが、もうそろそろ歳も歳。
関根氏がその運営の後継にあたるという。
てっーえことは、ゆくゆくは村長にして校長にして病院院長?
彼も日大芸術学部卒で後輩にあたるんだが、こういう身の振り方を選択した人は初めて見聞きした。
大変なことの連続なんだろうけれど、内心うらやましい。
何年か後に、うまくやっているかどうかこっそり見に行こうと思う。
2013.10.10 Kiyoshi Nishinomiya