2013
Apr 09
(The)

1932年のフォード・ピックアップ


 1932年のフォード・ピックアップのレストア計画してみた。
 同年のフォード・クーペは「アメリカングラフィティ」でもおなじみ。黄色いホットロッドとして登場して以来、今でも大人気。フルレストア車は1000万もする。
 一方で、ピックアップ。つまりトラック。こちらはあまり人気はない。無骨感たっぷりで荷台には当時、藁(わら)か家畜を載せていたに違いなく、私はその活躍ぶりの跡が好きだ。
 調べてみると、サビてはいるけれど、ボディは2000ドルぐらいで買える。
 夢は一気に膨らんだ。
 日本へ運こび、エンジンを載せ、フロントサスペンションは独立のウィッシュボーンに変更し、ミッション、リヤアスクル、配線引き直し、ブレーキはディスクがいいなあ。
 ホイールは当然ワイヤーだし、ボディーを修復したら、ハーシ―ズのチョコレートをモチーフにしよう。ボディは茶色にオールペン、屋根は銀色だね。
 電卓で足算をするとボディの10倍の金額になった。
 夢は一気にしぼんだ。
 来世はレストア屋をして楽しもう。

2013.4.09 Kiyoshi Nishinomiya

2013
Apr 05
(Fri)

ラブラドールとすずめ


  3年前の夏、14年間飼っていた犬が死んだ。黒色のラブラドール、オス。
 「遺影」が私の家にある。
 家内が道端で巣から落ちたすずめのヒナを拾ってきて餌を与えたら、元気になった。とたんになついたのは命の恩人より、先住のラブラドールに、だった。
 ラブラドール。もともとは狩猟犬。飛んで火にいる虫とばかりに、本能的に食いつくんじゃないかと心配したが、そうではなかった。
 オスのくせに自分の体温で温めようとしたり、前足に乗るすずめを暖かい眼差しで見守ったり。
 ラブラドールは私たちを癒したが、この時はラブラドールがすずめに癒されていると思えた。

2013.4.05 Kiyoshi Nishinomiya

2013
Apr 04
(Thu)

リーバイス501再び


 先日買ったリーバイス501は三回洗濯機にかけた。
 そうしたら、32インチのウェストは縮みに縮み29インチぐらいになった。34インチのレングスはもっともっと縮み30インチぐらいになった。
 はみ出たお腹の圧力ではね返そうと、力と祈りを込めたが、とてもじゃないが歯がたたない。一晩、ターンバックルで引き伸ばしたがそれでももとに戻ってしまった。
 新品のジーンズなのに。返品もできず。どうしよう。
 いっそのことタンスの奥にしまって忘れることにした。そして、新たに大きいサイズのものを買った。5500円。
 今日から家内は叔母と京都旅行に行く予定。
 家でリジットのノリ落としと洗濯機の濯ぎ洗い、粛々と楽しみたい。

2013.4.04 Kiyoshi Nishinomiya

2013
Apr 03
(Web)

1956年式フォードF-100レストア計画



 
 1956年式フォードF-100というトラック。朽ち果てた車体が熊本県にあり、私はそれを引き取って修復するレストア計画にあった。かれこれそんな夢を10年間いだいていた。
 1956年は私が生まれた年。同い年の車をいたわって、さあ、どっちが先にくたばるかと、これからのジンセイの励みにしようと考えていた。
 なかなか作業は難航しそうで、途中、1961年式のゆるゆると走る5歳年下のF-100を買って技術の習得に励んだ。
 だが、あきらめた。
 恋焦がれていた同い年のフォードF-100。春はながすぎた。
 この頃、いやちょっと前から、心が揺らいでいた、新しい対象に。アメリカ・オハイオ州にある1932年式フォード・トラック。荷台が木製でできている。親しいガレージ落合氏に聞いてみたら、木製ボディだからといって日本で必ずしも車検は通らないことはないという。
 1956年式よりもさらに古いが、すっかりお化粧直しがなされ、ゾクゾクとさせられてしまった。
 かくして、私にまた新しい恋が芽生えたこの春である。

2013.4.03 Kiyoshi Nishinomiya

2013
Mar 26
(The)

ジーンズとは長く、


 ジーンズとは長く、そしてウェストを大きめの物を選ばなければならない。ちょっと油断して買ってしまうと洗濯してから後悔することになるわけで。
 リジッドのノリを落とし一度洗いしたリーバイス501は、やはり縮んだ。長さが4インチ、ウェストが2インチ。センチにするとそれぞれ10㎝に5㎝縮んだ。リーバイス501は縮んでは伸び縮んでは伸びして体にフィットする生地で作られているけれど、それでも縮みましたなぁ。
 これから、はみ出たお腹の圧力ではね返さなければなりませんねえ。

2013.3.26 Kiyoshi Nishinomiya