2011
Oct 19
(Web)

ホース・プロパティ



 
 アメリカにはホース・プロパティという不動産物件があるという。馬好きのための住宅用地という意味。馬を自宅で飼うためのゆったりとした敷地に、馬に乗ってでかけることができる馬の道も街にあるらしい。なんともうらやましい。
 調べてみると、馬の飼育中心の生活だから馬のための放牧場が敷地内にある。理想的な放牧地となると最低0.4ヘクタール。坪に換算すると1200坪。
 広いねぇ。1200坪。30坪の敷地が何個とれることやら。
 日本ではこういう環境を望むとすれば、北海道ぐらいか。せいぜい50坪くらいでなんとか馬を飼って、思い切ってカウボーイを気取れる生活できないもんだろうか。

2011.10.19 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Oct 18
(The)

10年も前のこと


 10年も前のこと。犬とすずめを同時に飼っていたことがあった。犬は裏のお宅から紹介された盲導犬になり損ねの黒のラブラドール。すずめは巣から道路に落ちていたところを家内がひろってきたヒナ。
 二匹とも仲が良かった。ラブラドールはオスだったが面倒見が良かった。寒い日には自らのわき腹でヒナを温めた。母性本能ならぬ父性本能か。
 すずめはその後飼い主の不注意ですぐに事故死。犬は2年前に老衰で死亡。
 動物といえども、突然いなくなると、つらい。
 また犬を飼おうと思ってはいたが、この頃漠然と考えているのが、そうだ、馬を飼おう。犬は長くても15年。馬は25年は生きるという。55歳の私。25を足すと80歳になる。ちょうどいい頃だ。
 しかし、飼う場所に苦慮している。リビングのソファーにも私のベッドの上にも寝かせるには、ちょっと図体がでかすぎる。

2011.10.18 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Oct 17
(Mon)

10月17日。私、55歳です。


 10月17日は私の誕生日。55歳になります。先日、友人たちによるお祝い。宮崎豊彦先生ご夫妻。赤沢啓子ちゃんに、森下久美ちゃん梨奈カロリーナちゃん親子も。名シェフ、マリオ・フリットリのイタリアンのお店、マリオ・イ・センティエリで。マリオは森下久美ちゃんの夫にして梨奈カロリーナちゃんのお父さん。
 マリオの特製のトスカーナ地方のなんとかというレモン酒。いやいやびっくりするほどおいしいんだけれども、未成年のカロリーナちゃんを除いてみんないっぺんでへべれけ。アルコールに弱い私にはおちょこ一杯がポイズン。翌日、寝たきりで動けませんでした。
 mario i Sentieri http://mario-frittoli.com
 本物のイタリア料理が楽しめるお店です。

2011.10.17 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Oct 06
(Thu)

番組企画


 友達がテレビ番組制作プロダクションのプロデューサーをしている。
 地方局では、質の高いフィラーがなく困っているらしい。早急にフィラー企画をいくつか提出したいとのこと。
 フィラーとは、番組と番組の間に隙間が生じた場合に、クッションとなる連続形態のミニ番組のこと。代表的なものがテレビ朝日「世界の車窓から」
 コンゴー産業の高藪氏が、そいつは面白そうとガレージにまつわる番組企画を作っているが、友達プロデューサーが、「君もなにか作ったら」とけしかけてきた。
 そうだねぇ、企画としてウンチクを語れるとしたら「アメリカの家」しか見当たらない、海外ロケだからおそらく制作費もばかにならないだろう、と答えると、企画は当たるも八卦当たらぬも八卦だから面白ければいいという。
 そういういい加減な企画だったらいくらでもできる。 「ブレイクを待ちわびる世界のファッションモデルたち」「世界の辺境インディオ・ジャーニー」「ゴールドラッシュで儲けた人・損した人」「5000種のトウガラシを食す」
 なんだかばかばかしいくらい面白いが、そんな暇もない。
 「アメリカの家」ひとつだけで勘弁してもらおう。

2011.10.06 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Sep 26
(Mon)

ストリート・オブ・ファイヤー


 佐々木さんと契約の日。約束の時間まで中途半端な時間が空き、ストリート・オブ・ファイヤーをDVDで見る。
 1984年アメリカ作品。ウォルター・ヒル監督。
 ストーリーや登場するバイクや車や街並み。やはり、何にもまして、ダイアン・レインがかっこいい。
 日本公開当時、私はかろうじて20歳代。ダイアン・レインのロックンロールステージに優るシーンがアメリカ映画史上のどこにあろうか。何度となく回した録画のVHSテープも擦り切れた。
 リッチモンドの片田舎の会場。ネオン管の光と交錯するスポットライト。スリットの入った赤いドレスのダイアンレインが四角いアルミニウムのボーカルマイク片手に歌う、踊る。熱気とタバコの煙にかすむ観客の両手が高々と揺れる。
 佐々木さんとの契約時刻も近づく。
 ダイアンレイン、思わず、体を前にくの字に曲げて熱唱。観客もそのセクシーポーズに、「I love you」の声、声、声。
 今や46歳のご婦人になったそうですが、かっこよかったですなぁ、ダイアン・レイン。
 契約を終えた佐々木さんは36歳。竣工は来年9月の予定。

2011.9.26 Kiyoshi Nishinomiya