2012
Mar 21
(Web)

屋根に窓


 設計図にドーマーか天窓。どちらかおすすめすることが多い。家に豊かな表情に加え、屋根から入る陽は格別明るい。
 屋根に窓があると雨漏りに懐疑的だが、まったくその心配はなし。
 弊社でも数多くの方たちが採用されてきた。
 暑さ寒さも彼岸まで。このごろ日差しもすっかり春めいてきた折、一層屋根からの陽が心地よい。

2012.3.21 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Mar 19
(Mon)

八木さんの迷い


 茅ケ崎平和町に新築をする八木さんが迷っている。建築確認申請一歩手前のところで足踏みをしている。八木さんが求めた土地は準防火地域にある。この地域は外部は燃えにくい素材で覆わなければならないという建築基準法の制限がかかっている。そうでない地域もあるが、都心部でそういう地域は稀。
 さて八木さん。玄関ドアの選択に迷っている。
 玄関ドアは米国シンプソン社の木製ドアと定めていたが、燃えやすい素材。建築基準法になかっていない。国内ドアメーカーでとすすめてみたがお気に召すものがない。
 どうしてもというのであれば、手はある。
 木製ドアの外側にスチールのシャッターをつける。燃えない素材で覆う。
 コスト。これが悩ましい。その代償として食器洗器をやめなれければならない。でなければカーテンを省かなければならない。でなければ照明器具なしで生活しなければならない。
 「玄関ドアは家の顔よ」
 八木さんは迷いに迷っている。

2012.3.19 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Mar 17
(Sat)

「ドゥーパ!」関根編集長の野望



 
 学研のDIY雑誌「ドゥーパ!」の関根編集長の野望がもう一息のところまできた。
 小田原市早川のみかん畑跡地1200坪をまんまとただ同然で手に入れ、そこにテーマパーク「ドゥーパ!ビレッジ」を建設しようというもの。
 テーマパークといえば東京ディズニーランド。運営のオリエンタルランド発祥は1960年に京成電鉄が浦安沖の埋め立て権を手に入れたとこから始まる。三井不動産に声をかけ260万坪を埋め立てた。1983年開園まで23年の歳月。
 さて関根編集長、計画が持ち上がってわずか半年足らず。野望なるか。
 障害は小田原市。今後の小田原市との交渉に冷や汗を流す。
 「私関根は調整区域に考える工作物を順次建ててまいりたいのです」
 調整区域とは原則床面積10㎡を超える工作物は建ててはいけないところ。
 んー、なにかよい手はないもんだろうかと、私、連日相談を受け「頑張りなさいよ」と励ますだけだったが、この頃になって、「関根ちゃん、そりゃあ先用後利の手だよ」
 「なんですか、それ?」
 「富山の薬売りの商売だよ。先に使ってもらい、お代は後から頂戴する。この信頼関係だね」
 「ははあ、なるほど。それで先用後利という四文字熟語なんですね」
 一向に解決策にはなっていない会話。
 まだまだ続く。

2012.3.17 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Mar 16
(Fri)

ちがさきサイダー


 

  「ちがさきサイダー」が4月1日(日)から発売される。レトロなラベルが昭和の懐かしい味を思い出させる。
 ダイハツ・ミゼット、金鳥蚊取線香、森永ミルクキャラメル、丸美屋のりたま。これらが活躍していた時代。飲み物では三ツ矢サイダーかバヤリース・オレンジか、私たち子供は迷っていた。
 王冠を栓抜きで開けるだけで大人の味がした。ビー玉のラムネは一夜にして人気がなくなった。
 三ツ矢サイダーもバヤリースも桶の水じゃなく冷蔵庫で冷やされた。友達の家々では母親がお盆にコップと一緒にのせてきた。
 そういう時代だった。
 その味が詰まったサイダーが茅ケ崎ブランドで発売される。 

 発売元/茅ケ崎市商業協同組合(電話0467-89局2670番)
 卸販売のご用命は/一軒屋酒店(電話0467-85局4175番)

2012.3.16 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Mar 15
(Thu)

テストパターン


 

 日本のテレビ放送は昭和28年(1953年)から。
 昭和31年生まれの私。小学校に入る前、トラブルはあって当たり前の黎明期。放送が中断されるとテストパターンを見ていた。動かない幾何学模様をもう再開されるかもう再開されるかと見ていた。
 中学、高校、大学。テストパターンはいつしか幾何学模様は縦のカラーパーになった。
 昭和の終わりと平成の始まりの狭間はバブルの時代。テレビは24時間やっていた。
 やがてBSが始まった。準備時間帯は「フィラー」と呼ばれる外国の風景も使われた。
 今では懐かしのロックンロールや韓ドラの主題歌をBGMに加えている。
 テストパターンはどんどん進化した。
 だが「チロリン村とくるみの木」の間の動かない幾何学模様。あれを見ている時の気持ちは格別だった。

2012.3.15 Kiyoshi Nishinomiya