2012
Mar 14
(Web)

ガーデンパーティー


 
  
   家の新築。新しい生活のスタート。それにともない出費もかさばる。
 引っ越し、カーテン、新しい家具、新しい食器などなど。
 半年前、去年の夏、建築主さんご夫婦の会話を聞いていた。
 「ガーデンパーティーより、カーテンを優先させなきゃね」
 庭という庭はほとんどない設計の家だった。なのにバーベキューセット、虫よけ灯、パラソル、ベンチ、テーブル。夏の夕べを楽しく過ごすアウトドア用品をあきらめカーテンをまず購入すべきだと、ご主人が奥さまを説得しているように聞こえた。
 
   おととい私と同業のご婦人と会った。おしゃれな方だった。スマートフォンのカバーにキラキラしたダイヤモンドのようなものがちりばめられてた。聞けば「スワロフスキーのクリスタルなのよ」という。座った椅子の横には白いバッグ。聞けば「エルメスのガーデンパーティーなのよ」という。
 これがガーデンパーティー。夏の夕べのバーベキューの集いではなかった。ブランド品のバッグだった。
 この頃私はブランド品にうとい、特に女性の。もう一度どこかで勉強し直す必要がある。

2012.3.14 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Mar 13
(The)

2025年のベンツは水素で走っている



 
 2025年のベンツは水素を燃料とした燃料電池で走っているらしい。ガソリンを燃やさず水素を燃やして発電するから環境にも優れている。一回の補給で1000㎞を走れる。
 もう13年後に迫っている。車がそうなら家庭用の電気だって水素でまかなわれていることになる。とすれば石油に端を発した中東問題すらない。
 果たしてそうなんだろうかとふと疑問に思ってもみたが、13年後ではなくとも遠からず実現していそうだ。
 私の1964年式フォード・ピックアップはその時61歳。面倒を見てもらっているガレージ・オチアイ氏もまだまだ健在だろうから、大切に乗り続けるつもりでいたが、こういうニュースを目にすると複雑な気持ちになる。
 「どうだ、私の車はまだガソリン車だ」と悦に入るか、「そういう車に乗ってるって非常識よ」と非難の目で見られるか。
 いっそのこと水素ベンツに乗り換える手もある。

2012.3.13 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Mar 12
(Mon)

西山くんが入院


 

 弊社社員・西山くんが入院した。
 おとといの土曜日の晩に急におなかかが痛みだし、奥さんの千鶴ちゃんに東部総合病院の夜間外来に連れて行ってもらったという。昨日の昼近く本人から電話があった。
 「ただいま病院です。盲腸でもなく腸捻転でもなく腸が腫れていて、このままでは腹膜炎をおこすんじゃないかと医者は言うんです。緊急に手術するようです」
 腸の手術は手順がある。腸管の中を空にするため一週間ほど点滴だけで過ごす。腸の悪い部分を切り取り繋ぐ。また二週間ほど点滴だけで過ごす。その三週間というもの腹筋が弱ってくるので笛を吹く。ベッド上での筋トレである。
 病名はまだはっきりと伝わってきてはいない。原因もさだかでない。家族も飼っている猫もさぞかし心配しているはず。
 おととしは左手を骨折した。さらにその昔、餅つき大会で頭にきねが降ってきた。もっと昔にはバイクのおばさんと交通事故を起こした。その都度その都度大事には至らずに済んでいるが、この度もそうあればいいと思う。

2012.3.12 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Mar 11
(Sun)

遮熱シートで覆う


 フクビ化学工業の遮熱シートはなかなか優れている。
 フクビ化学工業といえば建材の世界ではスキマ商品を数多く生産している。製薬会社でいえば小林製薬。さわやかサワデー、ナイシトール、パーシャルデントなどなど、あったらいいなシリーズの小林製薬。
 フクビ化学工業もまたあったらいいなシリーズ的建材で私たちの間ではおなじみだった。床下の耐震棒、床下点検口、軒の換気口など、どれをとっても日蔭の商品の印象はついてまわっていた。
 ところが、遮熱シート、商品名「遮熱エアテックス」
 これは立派に表舞台にたてる。アカデミー主演女優賞とはいかないまでも助演女優賞はとれる。遮熱・防水に際立って優れている。仕入れはちょっとお高いが、弊社、迷わず採用している。
 渡邉実・瞳さんご夫婦の家も覆う。またひとつ暖かな家庭になった。

2012.3.11 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Mar 10
(Sat)

根切り


 加藤大さんの新築工事、もぐらの穴のような地盤補強を経て、「根切り」という作業に入った。
 「根切り」とは、樹木の地中に張った根を切るという意味。おそらく江戸時代からの建築用語だと思われる。
 昔々、家を建てる場所には林などが形成されていた。木を伐採し開墾するところからが新築工事。
 今では地中に伸びた根はない。名前だけが残った。

2012.3.10 Kiyoshi Nishinomiya