2012
Jun 20
(Web)

京都香水


   藤沢片瀬山モデルハウス・イングリッシュガーデン計画を模索中。バラの植え込み時期は11月から芽が動かない3月まで。その間に配置する植物をそろえておきたい。
 この頃ひときわ気になるのが、「京都香水」と呼ばれる幻のバラ。世界各国の園芸家が毎年毎年新作を発表するほどバラは多種多様。
 「京都香水」は昭和51年、園芸家とは程遠い日本の家のベランダで生まれた。そのベランダには無造作に野バラ、レモンの木の鉢が並べられていたが、ある日ペット犬のコッカースパニエルが野バラを踏みつぶしてしまう。傷んだ野バラはかわいそうとレモンの木の鉢に移植される。そして異変が起きた。レモンの木が台木となり野バラが接木され偶然に新種が生まれた。翌年の5月に薄紫色のバラが咲いた。
 たまたまその家を訪れた園芸家がイタリア・トリノで開かれた展示会に出品したところ、大きな評判を呼ぶ。色、香りともにジャパネスク。「京都香水」と呼ばれ、数多くのバラ愛好家が予約を入れた。翌年の繁殖に期待がかかった。
 ところが、展示会の最終日に「京都香水」は盗難、行方不明。以来、世界の園芸家たちがレモンの木に野バラを接ぐのだが成功はみないままにあった。
 ところがところがこの頃になってアメリカから発表された「エンジェル・スマイル」。これがかつての「京都香水」に酷似しているという。盗難の繁殖品?そんな声があがっているが真偽のほどはまだわかっていない。
 そんなミステリアスなバラ。一本ぐらい弊社のモデルハウスにあっても、いいんじゃないかねぇ。

2012.6.20 Kiyoshi Nishinomiya