2012
Jun 29
(Fri)

切れたピンクの糸


 工事現場で地を這うピンク色の水糸。注意をひくための派手な色。それでもひっかけて切ってしまう。また結んで使うが、年々老眼が進むと厄介になる。そのまま放置するわけにもいかず、端と端をさがす。
 そうすると必ず頭をよぎる歌。もう35年も前の歌の台詞。「一度途切れた愛の絆は、つないでもつないでも結べはしない。訳も知らず別れる恋人よ、それはきっと男のせいさ」
 歌い終わる頃にはだいたい結び直せるが、焦りながら懐かしむ妙なひとときだ。

2012.6.29 Kiyoshi Nishinomiya