
バスルームは泣ける場所だ。シャンプーしながら泣けばいい。洗い流してしまえば誰にも気づかれない。そういう男はハードボイルドを気取って10年に渡る復讐計画を練ることができる。
問題は女だ。バスルームでしか泣けない女は、切ない。どうすればいいのか? 自ら立ち直るにはいい女ほど非力だ。そこで周囲の男たちにそういう心像を広報するのがいい。
近々に「君を守れるのは僕しかいない」、というナイト精神をもったたくましい男が現れるかもしれない。ピンチはチャンス。
だが、これも、ほどほどの歳をすぎてしまうとピンチはピンチでしかない。
2012.6.22 Kiyoshi Nishinomiya





