2013
Oct 04
(Fri)

東レの湯脇氏から


 東レの湯脇氏から電話があった。湯脇氏は東レ・ラップサイディングの弊社担当だ。
 「2014年のカタログにT様邸の掲載が本社広報で決まりまして、ついてはそのご承諾を」
 またである。湯脇氏は半年に一度こうした電話をかけてくる。
 かつては加藤さんのお宅、ティーズ・エステート社屋、そのもっと前は弊社のモデルハウスなどなど。
 「T様邸だけではなく他のお宅のも対象の範囲じゃありませんか」と食い下がれば、
 「この一ヵ月ほどの間に竣工したものをご優先させていただいて」とか口ごもる。
 とはあれ、そのつど施主様に連絡をとり承諾を取り付けるのだが、一向に日の目を見たことがない。後日施主様に残念無念の結果を報告するのはこの私。
 オオカミ少年は私ではなく、東レの湯脇氏である。
 だが、弊社建築物。東レのラップサイディングなくしては成り立たず。このラップサイディングがなければこうも建築業に身は入ってはおらず。
 湯脇氏からの電話はいかなる言葉でも聞きざわりではないから、しかたがない。

2013.10.04 Kiyoshi Nishinomiya

2013
Sep 25
(Web)

隣りのすずきクリーニング店さんから


 弊社の藤沢片瀬モデルハウスに「すずき」というクリーニング店がある。
 弊社がそこにモデルハウスを置いたのが約3年前のこと。「すずき」さんはそのはるか昔からそこにある。向かい側の「パイニイ」というパン屋さんに来るお客さんも立ち寄ってクリーニング物を預ける。
 ごくたまに私も出す。ワイシャツが主だが大変仕上がりがいいので、好意をもっていた。ただ単に心の中で「お上手ですなあ」と思っていただけだった。
 ところがこのたび、自宅のフロ、キッチン、洗面所のリフォームを賜った。水回りの工事はかなりの金額になる。
 去年の暮れに向かい側のパン屋さん「パイニイ」におせち料理を2セットを頼んだ。
   どうもご利益は連鎖しているらしい。 

2013.9.25 Kiyoshi Nishinomiya

2013
Sep 18
(Web)

山本さん竣工間近


 山本さんのお宅も竣工間近となった。
 足場も解体されすっきり見える。一部外壁にタイルレンガをあしらうと、アンティークさがひとしお。
 山本さんに最初にお目にかかったのが、去年の10月。設計、施工とちょうど一年かがり。あさっての引き渡し。玄関に入るとイルカのステンドグラスが目に入る。
 一年もお付き合いしていると、ご夫婦の仲も透けて見えてしまう。大丈夫。円満なステンドグラスだ。

2013.9.18 Kiyoshi Nishinomiya

2013
Sep 14
(Sat)

歌舞伎門をくぐると、


 歌舞伎門をくぐると、真っ白い漆喰の壁、秋田杉の柾目が効いている南京下見の板壁、懐の深い上がりガマチ。どこをとっても和の粋を凝らした家。
 振り向けば、樹齢300年くらいの門かぶりの黒松。
 こういう建築の注文は、残念ながら弊社にはお声がかからない。
 弊社はここにダッチウェストの薪ストーブを納めに行った。それでもありがたやありがたや。
 一階の吹き抜けの応接間から屋根まで垂直に煙突を通す。3人がかりの取付け。
 12月頃からくべる薪の手配をさせていただくのだが、まだ猛暑が続き想像しがたい。

2013.9.14 Kiyoshi Nishinomiya

2013
Sep 12
(Thu)

Tさんはもう引っ越してきた。


 Tさんの家が竣工したのが8月9日。あれから一ヵ月。ガイコウ工事に入っている。
 Tさんはもう新居に引っ越してきた。
 北海道生まれのご主人と沖縄生まれの奥さま、そしてその中間地点の茅ケ崎で生まれた第一子。この猛暑の夏、エアコンのコントローラーはどう設定されたのだろうか。28度、25度、時間がたてば切れる、入る、しずか、自動。
 ご主人の趣味はミニチュアカー収集と聞いている。その数一千とも五千とも一万とも。
 それ用のスペースは設計されてはいるが、はたしてどうなっているんだろうか。
 はるかずっーと先のことだが、それらの相続人も今からこころしておかねばならない。

2013.9.12 Kiyoshi Nishinomiya