2012
Nov 01
(Thu)

旭ファイバーグラスの断熱材


 弊社は好んで旭ファイバーグラスの断熱材を使う。アクリア・ネクスト。高性能グラスウール。断熱性能ばかりでなく防湿性能も優れている。ツーバイフォー工法にこの断熱材、鬼に金棒である。魔法瓶のように室温が冷めにくくなる優れたエコな仕様である。だから去年までの「住宅版エコポイント制度」ではポイントを稼ぐことができた。
 ところが、去年の東北大地震で旭ファイバーグラスの東北工場が被災した。生産は神奈川県の寒川工場のみだった。全国に行き渡らず品薄の時期が半年ほど続いた。
 ところがところが、弊社にはコンスタントに納品されていた。悠然と家造りにいそしんでいた。
 弊社の施主の方に、実は旭ファイバーグラス本社勤務の人がいた。それが功を奏していたかどうかは謎であるが、私、一応、連絡はとらさせていただいていた。こういうのをコネクションというんだろうか。
 流通を担っている問屋さんもびっくり。「なぜか、お宅の納品分は旭ファイバーグラスさん、遅れることなくうちの倉庫に入れてくるのよねぇ」
 持つべきは、施主様である。

2012.11.01 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Oct 31
(Web)

東レのラップサイディング


 弊社は好んで東レのラップサイディングを使う。細長い横板を一枚一枚重ね合わせて貼る。手間がかかるが凹凸の陰影がとてもいい。日本では「南京下見板を貼る」という。斜め上から降ってくる雨に大変有効な工法だ。
 国内外の各メーカー、それぞれの特徴のある仕様のものを出しているが、私、東レのものが一番好きだ。色合いといい、陰影の具合といい。
 そんなことを言い続けていたら、東レの宣伝・広報部に声が届き、来年のカタログに弊社施工例を掲載してくれることになったらしい。茅ケ崎市・矢畑の加藤大(かとうだい)さんのお宅。先日、現場写真も撮りにいったという。マットなブラックのラップサイディング。なかなかおしゃれな仕上がりだ。 
 東レの弊社担当は岩佐氏。いつだったか、「こんど50色ぐらいのバリエーションになりますよ、うちのラップサイディングは」と豪語していたが、まだならず。というよりは計画倒れになっているんじゃないかなあ。
 50色とは望まないまでも、せめて黄色のラインナップの幅の拡大を。今日10月31日はハロウィン。ハロウィン・イエロー。オレンジがかった黄色。こんなラインナップを加えてくださいましな。

2012.10.31 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Oct 27
(Sat)

中村さんの玄関ドアから秋


 中村さんの玄関ドアのハンドルを調整しにうかがった。赤いドアから外を覗けば、柔らかい日差し、茶色くなった庭木の葉が見えた。玄関ドアのわずなか隙間からでも秋の景色が見えた。
 春夏秋冬。どの季節をとっても季節の変わり目が一番情緒がある。日本ならではの風情なんだろうか。
 今日明日は茅ケ崎南湖、片瀬山モデルハウスの両方でダルトンセールの日。ご来店の皆様と初秋を楽しんでみよう。

2012.10.27 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Oct 22
(Mon)

バルコニーの下地


 二階のバルコニーは365日風雨にさらされる。そして、雨水もたまる。階下、または隣室へ水の浸入防止対策に気をを使うところだ。
 30年ほど前までは、下地をステンレスで葺き、モルタルで仕上げるという仕様が一般的だった。ステンレス、錆びない。モルタル、水をはじく。こうした材料の組合せでも、長年のうちには水がまわってくる現象は宿命的だった。
 「ポリバスを現場で作る」
 現在ではこういう工法に変わってきた。FPRを塗り重ねる。振動にも防水にも大変に優れている。水抜きの穴をふさいでしまえば、雨水は自然乾燥するまでたまりっぱなし。
 試したことはないが、金魚だって飼えるかもしれない。安心のFRP下地だ。

2012.10.22 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Oct 18
(Thu)

水道配管の素材


 ガス配管の素材に比べ、水道配管の進化・変化の速度は緩やか。というよりはほとんど変わり映えしない。管の中を通るは水、H2O。シンプル元素。ガスほど複雑じゃないもんだから早い時期から耐震、耐熱、腐食に対しては安全性が確立されていた。そればかりじゃなく、私、水道事業の歴史の長さにもよるんじゃないかと思っている。その草創期は古代ローマ時代にさかのぼると言われている。
 塩ビ管。径の大小はあれど、ほぼ100%。この素材。後は塩ビ管同士をつなげる接着剤。免許・許可関係を考えなければ誰でも加工・施工できそうだ。
 こう書くと田口設備さんが怒りそうなので、何か弁護を考えたいところだが、んー、とっさに出てこない。後日考えよう。

2012.10.18 Kiyoshi Nishinomiya