2012
Feb 25
(Sat)

煙突とシーリングファンと


  「YUMAの弾き屋」には薪ストーブの煙突とシーリングファンがついている。
 設計をした細井氏は言う。
 「暖かい空気は上へ上へと上昇し、それをあえてシーリングファンの風圧で下へ戻す、この効果は期待できるんだが、絶妙な位置に設計してこそのものなんですよ」と。
 先日、引き渡しの準備のためYUMAさんが現場を訪れている。その印象を電話で伝えてきてくれた。
 「細井ちゃんの説明の独壇場でした。どちらが施主なんだかわかりませんでした」
 煙突とシーリーングファン。煙突は黒い鉄の筒。シーリングファンの羽は白いキャンバス布。見上げれば吹き抜けの高い天井にいくつかの季節が感じられる。これも細井氏の言うところの絶妙な狙いだったんだろうか。

2012.2.25 Kiyoshi Nishinomiya