2012
Jun 25
(Mon)
マヤのカレンダー

旧ウッドランド今やナイスの井上さんが「マヤのカレンダーは2012年で終わっているって言うじゃありませんか」と、去年の3.11の後にそう言った。井上さんとは地震発生時、弊社モデルハウスの3階で共に過ごした仲。
私、スケジュール帳は自分で作る。見開き一ヵ月のスタイルが使いやすい。市販されているサイズでは小さく一日が書き込めない。A5サイズのMOLESKINE(モレスキン)のノートで作る。罫線をひく。月、日、曜日を書く。単純な作業だがけっこうな根気がいる。一年分を一気には作れない。
思うんだが、マヤのカレンダーを作った人だって大変な作業だったに違いない。石の上に刻む。MOLESKINE(モレスキン)相手の比じゃない。2012年のところまできて相当疲れたんじゃないだろうか。一休みしてまた続けようと思っているうちにマヤ文明が終わったんじゃないだろうか。
実際にカレンダーを作ってみてそう思う。
2012.6.25 Kiyoshi Nishinomiya
2012
Jun 23
(Sat)
エミチンの発芽

マチュ・ピチュ。15世紀インカ帝国の王族や貴族の避暑地として栄えた都市である。750人分の住居施設が用意されていた。食生活のための耕作地も確保され、そこには主食のひとつエミチンの種が蒔かれていた。計画的な食糧供給体制、のはずだった。
エミチンの発芽率は気候変化により毎年異なっていた。ある広さの耕作地さえ確保していれば食べるには困らないと計画性を重んじていた王族・貴族はその誤差に気づかなかった。明日を予測するあまり、日々エミチンをいつくしむことを忘れていた。
明日を計画し、日々をいつくしむ。この両立がなかなか難しい。体力、気力、知力、男は腕力、女は魅力。磨いては注ぐ。そうしてエミチンの発芽を待つ。ただ待つのではつまらないない。スリリングに待つ。
2012.6.23 Kiyoshi Nishinomiya
2012
Jun 22
(Fri)
シャンプーしながら泣けばいい

バスルームは泣ける場所だ。シャンプーしながら泣けばいい。洗い流してしまえば誰にも気づかれない。そういう男はハードボイルドを気取って10年に渡る復讐計画を練ることができる。
問題は女だ。バスルームでしか泣けない女は、切ない。どうすればいいのか? 自ら立ち直るにはいい女ほど非力だ。そこで周囲の男たちにそういう心像を広報するのがいい。
近々に「君を守れるのは僕しかいない」、というナイト精神をもったたくましい男が現れるかもしれない。ピンチはチャンス。
だが、これも、ほどほどの歳をすぎてしまうとピンチはピンチでしかない。
2012.6.22 Kiyoshi Nishinomiya
2012
Jun 21
(Thu)
バーボンソーダ

私はあまりお酒をのまない。だが、たまにはのむ。きまってシングルのバーボンソーダを頼む。5杯がいいところだ。味にはこだわらないが、ジャックダニエルのイメージ、これが好きだ。
ジャックダニエル。バーボンなくせに、テネシー・ウィスキーと呼ばしめる。テネシー川の河岸周辺で育ったトウモロコシだけを使う蒸留酒。この独りよがりなこだわりが好きだ。
5杯を超えるバーボンソーダをのむと、とりつくろっている自分を忘れてくる。だから、私と同じテーブルに着き、私に6杯目のバーボンソーダをのませる男は手強いつわものだ。そして女は相当な美女だ。
2012.6.21 Kiyoshi Nishinomiya

藤沢片瀬山モデルハウス・イングリッシュガーデン計画を模索中。バラの植え込み時期は11月から芽が動かない3月まで。その間に配置する植物をそろえておきたい。
この頃ひときわ気になるのが、「京都香水」と呼ばれる幻のバラ。世界各国の園芸家が毎年毎年新作を発表するほどバラは多種多様。
「京都香水」は昭和51年、園芸家とは程遠い日本の家のベランダで生まれた。そのベランダには無造作に野バラ、レモンの木の鉢が並べられていたが、ある日ペット犬のコッカースパニエルが野バラを踏みつぶしてしまう。傷んだ野バラはかわいそうとレモンの木の鉢に移植される。そして異変が起きた。レモンの木が台木となり野バラが接木され偶然に新種が生まれた。翌年の5月に薄紫色のバラが咲いた。
たまたまその家を訪れた園芸家がイタリア・トリノで開かれた展示会に出品したところ、大きな評判を呼ぶ。色、香りともにジャパネスク。「京都香水」と呼ばれ、数多くのバラ愛好家が予約を入れた。翌年の繁殖に期待がかかった。
ところが、展示会の最終日に「京都香水」は盗難、行方不明。以来、世界の園芸家たちがレモンの木に野バラを接ぐのだが成功はみないままにあった。
ところがところがこの頃になってアメリカから発表された「エンジェル・スマイル」。これがかつての「京都香水」に酷似しているという。盗難の繁殖品?そんな声があがっているが真偽のほどはまだわかっていない。
そんなミステリアスなバラ。一本ぐらい弊社のモデルハウスにあっても、いいんじゃないかねぇ。
2012.6.20 Kiyoshi Nishinomiya