
新しい首相になってわずか一ヵ月。いきなり10円差の円安ドル高となった。アベノミクス、安陪バブルと揶揄されるが・・・。
菅さんから野田さんに変わった時、野田さんはたくましく見えた。
「どじょうはどじょうの持ち味があります。金魚にはなれません」
アメリカ大統領就任演説さながらの、こころに響く演説だった。大震災、デフレ、原発問題。
「ルックスはこのとおり。どじょうのように泥臭く、国民のために汗をかきます」
地道だけれど確固たる施策を繰り広げてくれる、そんな安定感を覚えた。だが、案の定、野田内閣も一年しかもたなかった。
それに比べ、敗者復活戦からひょろひょろと浮上してきた安陪さんは、どこか頼りなく思えた。一度首相の職務を放りだした人、由緒正しき御家柄らしい端正な顔立ち。野党時代、必死にこらえた谷垣さんの方が苦労人に見えた。
ところが、ふたを開けたら10円の円安になった。
安陪さんはひょっとしたら吉田茂同様、名を残す首相になるかもしれない。
2013.1.24 Kiyoshi Nishinomiya





