
日本推理作家協会編著「ミステリーの書き方」は天童荒太のパートに入った。
天童荒太。代表作に「孤独の歌声」「家族狩り」「悼む人」がある直木賞作家。透明感のある記述、飾らない表現。なのに深く考えさせられる文体。推敲に推敲を重る寡作。ストーリーばかりでなく作者の人柄も反映されていそうな作品には、いつも、わぁっと、言葉にならない感嘆の声を上げさせられる。
その天童荒太のミステリーの書き方。
「これからの人へ。時間がかかることを嫌がらず、遠回りの道を避けないで、はじめは自分のためであっても、いつかは誰かのために書いてほしい。」
インターネットには触れず、携帯電話も持っていないという。
自分の作品と対話する生活ぶりが伝わってきた。
2013.1.31 Kiyoshi Nishinomiya





