2011
Aug 18
(Thu)

神田さんの内装仕上げ


 神田さんの内装仕上げ工事が急ピッチ。竣工予定は8月27日。あと10日足らず。
 神田さんの内装のポイントは、白く清潔感のある壁に浮き出るチョコレートブラウンのドア。米国メソナイト社の6パネルデザインドアを現場で塗装仕上げ。神田さんはクラシックでありながらもどこか楽しげな色を選択された。
 天気予報によると今日はこの夏の最高気温を更新するという。所によっては38℃以上。人間の体温より高い。
 住宅版エコポイント制度適応の断熱仕様の家。残念ながら工事中の私たち、それを実感することはできないが、神田さんには十分堪能していただけるはず。

2011.8.18 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Aug 17
(Web)

萩原さんの家におよばれ


 去年竣工した横浜市・港南台の萩原修・恵理さんのお宅に今年の夏もおよばれ。
 竣工当時のオーニングの出幅が狭いと惜しげもなく新しいものに取り替えたのがつい先日。プールまでそのひさしがとどいた。迫力のプールサイド。プールは本場フランスのデジョユ製。
 昼下がりは水につかりっぱなし。夕暮れからは、この夏発売の雑誌「ガレージのある家Vol.22」の表紙を飾った、その記念バーベキューパーティー。
 横浜市・港南台が南フランス・ニースと化した一日。そのまま2-3日いそうろうの考えが浮かんだのは、きっと私だけではなかったはず。
 帰路は、後ろ髪を引かれる思いの車中でした。

2011.8.17 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Aug 12
(Fri)

田村さんの家はひまわり


 田村さんの家はひまわりのようだ。暑い夏に見ると一層そう感じる。
 黄色いラップサイディング。ラップサイディングメーカーの東レはこれをマスタード・イエローと称しているが、カラシというよりひまわり。サンフラワー・イエローという印象。田村さんだって庭にひまわりを植えている。
 「ひまわり」。マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンが共演した反戦映画の傑作。伊仏ソ合作。監督ヴィトリオ・デ・シーカ、音楽ヘンリー・マンシーニ。日本公開1970年。
 田村さんの家の前を通ると、この映画に幾度か登場する地平線まで届くひまわり畑を思い出す。

2011.8.12 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Aug 10
(Web)

金田一さんのプランまもなく


 金田一(きんだいち)さんの考える住まいを設計図にする。
 かかる建築士は私と細井ちゃん。北米建築様式のデザインを熟知している私、構造・おさまりを得意分野とする細井ちゃん、意見が一致したかのように思えたのが先週の金曜日。
 しかし、金田一さんに発表するにはもう少しの議論が必要。
 私は、立地条件からしてカバード・ポーチのある家というプランに仕立てて提案したいのだが、細井ちゃんはデッキを覆うひさしのおさまりが悪いと言い張る。意匠性と用心深さは時として油と水。
 デザイン、構造・おさまり、ともにパーフェクトを目指して金田一さんにはお披露目したいところ。
 わずか一点の相違。こういう解決方法ではいかが、とファックスしたのが今朝。昼過ぎたが、まだ、細井ちゃんからは返事がこない。

2011.8.10 Kiyoshi Nishinomiya

2011
Aug 09
(The)

太田さんの家、基礎工事


 家の建築工程の中で、一番最初の工事が基礎工事。コンクリート、鉄筋、ポリエチレン・シートだけの素材で作る。ごまかしがきかない。色、手触りなど好みの感覚に訴えるものが何もない。
 コンクリートに埋め込まれる前、行われる鉄筋の検査。規定のスケールを当てて確かめる。交差点はしっかりと結束されているか、時には足で踏む。素材の色はモノトーン、構成はシンプル。だから確認方法もクールでドライ。
 ただ、見た目にも美しいと思える現場は構造的にも確かな技術で終えている。
 太田さんの家の基礎工事現場も、ぬかりはない美しさだった。

2011.8.09 Kiyoshi Nishinomiya