私たち家造りのスタートは、「アメリカの家に仕立てる」にある。
気候・風土に合った構造というのは、気温・湿度の変化に対応できる造りとの解釈だが、ここ数年、計測係数が優れている「高気密・高断熱」のエコ住宅仕様がクローズアップされている。
とりわけ私たちのツーバイフォーはこうした分野では優位性が高い。
一方で、デザイン性で私たちは「アメリカの家らしさ」をいかに表現するかにも考慮を重ねる。
FYPON(ファイポン)というデコレーション・パーツを用いる。構造的に強度が増すとか、気密性能が向上するというものではないが、お住まいになる方の心をより楽しくさせようというもの。
家という器がよりアーティスティックになるから不思議だ。
2011.11.19 Kiyoshi Nishinomiya