日本の農業のこれからを考えた。
就業人口4%、自給率40%、TPP、原発汚染、などなどネガティブなキーワードが目立つのがただいま日本の農業。
しかし、いやいやどうして、とある学者の説によると、本来地球に生息することができるホモサピエンスの限界、その数は20億。現在の世界人口は去年の10月で70億人を突破しているという。すでに50億人があぶれていることになる。
世界的視野はさておいて。私、どうせ口にするなら近郊野菜がいい。みずみずしくシャリシャリとはじける歯ごたえ。健康の源のひとつ。食生活はこうでなくっちゃいけない。
一方で、数ヶ月前の茅ケ崎の農家の若い後継者の方との会話。
「5000本です、今、うちで出荷しているトウモロコシは。二年後には8000本にする予定です。最終的には耕作面積いっぱいに広げると12000本。これが目標です」
その時は気づかなかった。
昨晩、寝ながらふとその会話を思い出す。
12000本×100円=120万円
努力に努力を重ね、耕作面積いっぱいに広げてもこの収入。
んー、どこか変じゃないか。飢えに苦しむ人はいっぱいいっぱい。それでも生産に携わる人の難しい帳尻。うまく噛み合っていない。
2012.1.11 Kiyoshi Nishinomiya