ニセモノのオークの梁(はり)を「YUMAの弾き屋」の施工現場に取り付けた。
「地震に強い」がウリのツーバイフォー工法。その構造から柱や梁といったむき出しの材木を室内に露出させることが難しい。
ところが、施主のYUMAさんときたら、100年も経過したような古びた古材によるティンバーフレームの内装がお好みになる。
耐震強度にとりわけ神経質になっている昨今の日本。ティンバーフレーム工法を取り入れることには躊躇する弊社。装飾に天井に取り付けを考えるが、オークの本物となると100kgは超える重量。
オーク。樫の木。ウイスキーやワインの樽なんかにも使われる堅い木。もしも、今後予期せぬ大地震がやってきた時、そんなのが天井から降ってきたら大変大変。
そこで提案したのがニセモノのオーク。品名「コテージ オーク」
まあよくできていますな。本物をしのぐ本物感。YUMAさんのリクエストに見事こたえた逸品。
2012.1.26 Kiyoshi Nishinomiya