サラ・ブライトマン。1960年生まれ。イギリスのソプラノ歌手。
そのサラ・ブライトマンが歌う「ジャスト・ショウ・ミー・ハウ・トゥ・ラヴ・ユー/Just Show Me How To Love You」は、圧巻だ。
イントロはわずかピアノの和音のひとたたき。サラ・ブライトマンのボーカルはいきなりサビから始まったかのよう。
最初っからこんなに飛ばしていいんだろうか。竜頭蛇尾に終わっちまうんじゃなかろうか。
そんな心配はまったくなかった。
クラシックのソプラノボイスとパーソナルなポップスボイス。このふたつの声を3オクターブの音域で使い分ける。
途中からは、テノールの逸材と話題を呼んだホセ・クーラが加わり、めちゃくちゃの大嵐に立ち向かう小舟の奮闘劇をスクリーンで見せられているようなありさま。
歌詞を和訳すると物悲しいラブソングなんだけれども、聞くこっちにとっちゃあ、アドレナリンが沸騰し萎えた上腕三頭筋がむくむくと破裂しそうになるくらい。
まぁ大変な3分58秒でございますよ。
2012.1.15 Kiyoshi Nishinomiya