
茅ケ崎平和町に新築をする八木さんが迷っている。建築確認申請一歩手前のところで足踏みをしている。八木さんが求めた土地は準防火地域にある。この地域は外部は燃えにくい素材で覆わなければならないという建築基準法の制限がかかっている。そうでない地域もあるが、都心部でそういう地域は稀。
さて八木さん。玄関ドアの選択に迷っている。
玄関ドアは米国シンプソン社の木製ドアと定めていたが、燃えやすい素材。建築基準法になかっていない。国内ドアメーカーでとすすめてみたがお気に召すものがない。
どうしてもというのであれば、手はある。
木製ドアの外側にスチールのシャッターをつける。燃えない素材で覆う。
コスト。これが悩ましい。その代償として食器洗器をやめなれければならない。でなければカーテンを省かなければならない。でなければ照明器具なしで生活しなければならない。
「玄関ドアは家の顔よ」
八木さんは迷いに迷っている。
2012.3.19 Kiyoshi Nishinomiya





