
八木さんの新築予定地には隣の塀がある。ブロック6段積み。築造40年はたっていると思われる。古い。傾いているようにも見える。こちらが竣工となったら倒れてきては困る。
言い出しにくいが、お隣さんに補強工事のお願いにあがろうとしたが。
よく見れば、塀は境界上、両地にまたがっていた。
こうなるとお隣と八木さんの共有物。困った。
「何十年もしっかりとしていましたから。私たちはこのままで不都合はありませんから。補強工事やる必要ありますの? どうしても言うのなら、そちらさまでおやりになればよろしいじゃありませんか」
と、そっけなくされるに決まっている。
それでも相隣関係を良好に保ち何とかしなくてはいけない。そこが工務店の実力というものだ。
2012.3.27 Kiyoshi Nishinomiya





