
82歳になる母親は毎日新聞が好きだ。もう半世紀以上は見ている。最近気になる記事が出ていたと言っていた。
去年の東日本大震災後の日本について、ジュネーブ大学日本学科長ピエール・スイリ教授の言葉。
「あの天災は世直しの契機でもあったのに、一年たっても反応が弱いじゃありませんか」
母親なりに付け加えた。
「昔だったら、一揆がおこったって不思議じゃないねぇ」
ものの本によると江戸時代、60年周期で武士、町人、農民が数百万人規模で伊勢神宮目指しお蔭参りをした、とある。「ええじゃないか、ええじゃないか」
混乱した世の中を揺り動かそうとするダイナミズム。
ピエール・スイリ教授はこういう躍動感が今の日本には乏しいんじゃありのせんの、と提言する。
なるほどねぇ、海外の日本研究者はこう見るんですかい。
2012.3.31 Kiyoshi Nishinomiya





