
八木さんの新築工事もいよいよ終盤に入った。設計プランが始まったのが去年の6月ぐらいだったか。年内にお引き渡しとなれば、1年半のお付き合いだった。
三角の斜線で囲まれた屋根を「切妻(きりずま)」屋根という。暖かい家庭の新生活がスタートするというのに、なんとも穏やかならぬ言葉だが、配偶者の妻も実はこの建物の「切妻」が語源だという。家の中心に位置するところにいた人なのでそう呼ばれたんだそうだ。
ちなみに、刺身のつまも同じ語源。
八木さんの妻の憲子さんはそんなことは知る由もないが、設計から施工のディテールに至るまで八木家の中心的な方だった。ご主人よりもずっと「切妻」屋根の方だった。
まだまだ気の抜けない施工が続く。
2012.11.14 Kiyoshi Nishinomiya





