2012
Mar 11
(Sun)

遮熱シートで覆う


 フクビ化学工業の遮熱シートはなかなか優れている。
 フクビ化学工業といえば建材の世界ではスキマ商品を数多く生産している。製薬会社でいえば小林製薬。さわやかサワデー、ナイシトール、パーシャルデントなどなど、あったらいいなシリーズの小林製薬。
 フクビ化学工業もまたあったらいいなシリーズ的建材で私たちの間ではおなじみだった。床下の耐震棒、床下点検口、軒の換気口など、どれをとっても日蔭の商品の印象はついてまわっていた。
 ところが、遮熱シート、商品名「遮熱エアテックス」
 これは立派に表舞台にたてる。アカデミー主演女優賞とはいかないまでも助演女優賞はとれる。遮熱・防水に際立って優れている。仕入れはちょっとお高いが、弊社、迷わず採用している。
 渡邉実・瞳さんご夫婦の家も覆う。またひとつ暖かな家庭になった。

2012.3.11 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Mar 10
(Sat)

根切り


 加藤大さんの新築工事、もぐらの穴のような地盤補強を経て、「根切り」という作業に入った。
 「根切り」とは、樹木の地中に張った根を切るという意味。おそらく江戸時代からの建築用語だと思われる。
 昔々、家を建てる場所には林などが形成されていた。木を伐採し開墾するところからが新築工事。
 今では地中に伸びた根はない。名前だけが残った。

2012.3.10 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Mar 07
(Web)

もぐらの穴


 加藤大さんの新築工事が始まった。まず、地盤補強を行う。
 敷地内、鋼管でできた杭を25本打ち込んだ。一本の鋼管杭、直径114.3㎜、長さ3.5m。総延長87.5mによる地盤補強。補強の終わった終わった敷地には25個所の穴ができた。
 まるでもぐらの穴。間隔といい、土めくれの具合といい、よく似ている。家を支える支柱が埋まっているとは見えない。もぐらが土を掘りに掘って地中ではさぞかし空洞の通路ができているんじゃないかと錯覚さえする。
 今度、加藤ご夫妻にあったらけっしてそうではないことを念押ししておこう。 

2012.3.07 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Mar 06
(The)

「YUMAの弾き屋」と「ありがとうを百万回」


 葉山町の「YUMAの弾き屋」が竣工した。先日3月4日・日曜日に引き渡しと相成った。家族の皆さんこぞって来られ、一晩泊っていった。本格的なここでの生活はもうちょっと先。桜の咲く頃から。
 家の完成とほぼ同時期。YUMAさんのノンフィクション作品「ありがとうを百万回」も刊行された。執筆を2年半をかけての作品。300頁に渡っている。
 このたびの作品をYUMAさん、ペンネームを使わず本名で出版している。ノンフィクション、ドキュメンタリーのジャンルというよりはむしろ自分の身の上の出来事だったから、と話していた。
 知る由もなかったYUMAさんの過去がわかってきた。
葉山町の家はこれからはじまる新しい生活の場所。 著書「ありがとうを百万回」は以前の生活の記録。このふたつを見比べることができる私たちは不思議な気持ちになる。
 一冊いただいたまでは良かったが、残念なことにサインがなかった。今度会ったらちょうだいしようと思う。 

2012.3.06 Kiyoshi Nishinomiya

2012
Mar 04
(Sun)

レイ・チャールズとウィリー・ネルソン


2004年6月10日。盲目というハンディを背負いながらも「ソウルの神様」と呼ばれたレイ・チャールズが肝臓がんで他界した。ウィリー・ネルソンとの交流はつとに有名。中でもレイ・チャールズの葬儀で、ウィリーが声を詰まらせながら「我が心のジョージア」を歌ったのは印象的なエピソード。
なぜ、ウィリーは歌ったのか。

死期を悟ったレイがウィリーを病室に呼んだ。
「灯りをつけてくれないか」
いつものレイらしいジョークから始まった。
「タイムマシンがあったら、どう使うね?」 レイがウィリーに尋ねた。
「そうだなあ、1万年後の世界でも見に行くか」
「おれは1946年に戻るよ。ブレーブスとホワイトソックスの最終戦だ」
「もう一度観るかい?」
「違うね。あの晩、ジョージア州中の人間はターナー・フィールド・スタジアムに集まった。16歳のおれも行っちまった。戻れるんだったら、おれは片っ端から強盗に入る。一晩で一生分の金が盗めた」
「なあ、レイ。悪いが、その目じゃ車の運転は無理だろう」
「あんたを運転手に雇うんだ。オン・ザ・ロード・アゲインを歌ってやる。そいつがギャラがわりだ。あんたよりずっとうまい」
オン・ザ・ロード・アゲインはウィリーのヒット曲。「またいつかどこかの道で」という歌だ。
「そいつは光栄だね、おつりを返さなきゃいけない」
「つりはとっといてくれ。そのかわり、」
「なんだね?」
「そのかわり、おれの葬式では、あんた、おれの歌を歌って聞かしちゃくれんか」

それがレイの遺言だった。

2012.3.04 Kiyoshi Nishinomiya