
築40年になろうとするお宅からシロアリの駆除を依頼された。畳を上げて見れば確かに根太がシロアリに食われていた。被害をおさえるため駆除の日程を定めた。補強する部分を確認した。まずはこれで一安心。
さて。畳を上げずしてお住まいの方はどうしてシロアリの被害に気づいたんだろうか。勘だったという。踏むと畳がぶかぶかしてきた、家ダニが発生してきた。そうした伏線を実感していたという。
私の親しい友人に不妊治療で日本の第一人者と呼ばれる名医がいるが、彼はいつも「患者の勘はほとんど当たっている」という。精密な検査結果よりも、患者の言うことの方がはるかに真実に近いらしい。
家も体も器と考えれば、身をもって接している本人が一番よくわかるということか。
シロアリはアリの仲間ではなくゴキブリの仲間。枯れた木のセルロースを好んで食べるが、窮鼠猫を咬む、いざとなったら何でも食べるんだそうだ。
17世紀の終わりの中国。清の時代。役所の倉庫から相当量の銀がなくなった。倉庫の隅にシロアリの巣があった以外に不審な点はなく、試しにシロアリを炉に入れて焼き殺したところ、炉から銀が出てきたという記録もあるそうだ。
シロアリの発生。もしや、と思ったら焼き殺してみるのも選択肢。床下から先代が隠していた金銀宝石、ざくざくかもしれない。
2012.10.25 Kiyoshi Nishinomiya
2012
Oct 24
(Web)
朝のテレビ体操番組
朝6時25分からのNHKテレビ体操。出演者のかたたち、体操のおねえさんやピアノ伴奏者の方たちは、よくぞまぁあんなに朝早くから毎日スタジオに集まれるもんだと感心して観ていたら、あれはVTR撮りしたものかもしれない。複数のカメラ、しっかりした照明で臨場感あふれる映像。体操のおねえさんのレオタードも靴も毎日違う。さすがNHK。思わず生中継かと思えてしまう。制作予算がしっかりある。
一方で、朝5時からのBS-TBS「おはよう健康体操」はカメラ一台の屋外ロケ。VTR編集。一ヵ月のうち最初の一週間が新しい内容。残りの三週間は再放送。制作予算はあまりなさそうだ。中国武術家による太極拳と少林寺拳法が混じったような動き。これまたNHKのおなじみのラジオ体操第一・第二に比べると、最初は不思議な違和感を持つ。
私、このBS-TBS「おはよう健康体操」をはじめてもうすぐ一年。たまにまんねり。飽きる時がある。
ところが、番組制作側も心得ていて、そんなタイミングを見計らって、アシスタント女性の入れ替えの手を打つ。若く、しかも美しく。
ただいまのアシスタントは長崎真友子ちゃん。NHKの体操のおねえさんは東京女子体育大学、あるいは日本女子体育大学卒然としているが、長崎真友子ちゃんは笑顔がかわいい。10月に登場したばかり。やがてOneクールかTwoクールするとまた「さよなら」も言わず去っていくはず。交代の予告なし。
この出たとこ勝負劇はNHKとは一線を画す。しかし、ロシアンルーレットさながらの無計画さ、これが、また、面白い。
2012.10.24 Kiyoshi Nishinomiya
2012
Oct 23
(The)
プロパンガス屋もやっている

吉野さんから電話があった。茅ケ崎・円蔵で何代にもわたって大工をしている人からだ。
「藁科(わらしな)さんの家を手直しするんで、ガスボンベとメーターを移動してくれんかねえ」
弊社の関連事業にプロパンガス店がある。こちらのほうが家を建てるという事業より古い。かれこれ50年続いている。プロパンガスより以前は炭を売っていた。これを加えると100年になる。
こういう時、私はプロパンガス屋のおやじになる。
「藁科さんてぇー言いますと、ああ、治助さんのところですね。へいへい、かしこまりました」
吉野さんだって、今やこちらは同業者だと知っていて電話をしてくるが、お互い明確な役割を演じる。
「そうそう、そのお宅よ。施主さんに急に頼まれちまって。早速に今日はどうだろうか」
「また急ですなぁ。あいにく若いもんは出払っちまってましてね。私でよけりゃ支度して出かけますが」
こういう時は、私、けっこうノリのいい電話をする。
「あんたじゃなぁ、用が足りねぇ。それじゃ、こっちで先にのこぎりでガス管、切っとくから。若いもんの都合がついたらよこしてくんな」
つられて相手方もたまにノリ過ぎることもある。
2012.10.23 Kiyoshi Nishinomiya
2012
Oct 22
(Mon)
バルコニーの下地

二階のバルコニーは365日風雨にさらされる。そして、雨水もたまる。階下、または隣室へ水の浸入防止対策に気をを使うところだ。
30年ほど前までは、下地をステンレスで葺き、モルタルで仕上げるという仕様が一般的だった。ステンレス、錆びない。モルタル、水をはじく。こうした材料の組合せでも、長年のうちには水がまわってくる現象は宿命的だった。
「ポリバスを現場で作る」
現在ではこういう工法に変わってきた。FPRを塗り重ねる。振動にも防水にも大変に優れている。水抜きの穴をふさいでしまえば、雨水は自然乾燥するまでたまりっぱなし。
試したことはないが、金魚だって飼えるかもしれない。安心のFRP下地だ。
2012.10.22 Kiyoshi Nishinomiya
2012
Oct 20
(Sat)
青いクレマチス

そういえば井村誠(いむらまこと)が言っていたことを思い出した。
「素人のおまえがバラのお世話なんかまだ早いね。どうしてもと言うんなら青いクレマチスから植えるんだね」
去年の秋、熱海であったプロパンガス組合の宴会の席でだった。お互いお酒も相当飲んでいた。きれいな芸者のお姐さん方もいた。こんな会話が弾むはずもなくそこで話題は途切れていたが、「青いクレマチス」が記憶の糸に絡んでいた。
先日、注文するバラの苗木をピックアップしていたら青色系のバラに目がとまった。バラといえば赤、ピンク、白が一般的。青いバラは元来性質が弱く初心者には向かないとの注釈。一般的な色のバラに青いクレマチスを混在させるとバラの庭が引き立つとあった。青い色素はバラの成長と相性が悪いのか。
ちょこざいなのは井村誠だ。かくも先を読んでいるとは。
ほくそ笑む井村誠の浮かんだ顔を消すため、私は青色系のバラ「インディゴレッタ」を注文票に書いた。
2012.10.20 Kiyoshi Nishinomiya