
いつか井村誠(いむらまこと)が言ったことを思い出した。
井村誠とは同い年のプロパンガス販売店のあととりである。かれこれ20年旧知の間柄だが、顔を合わすたびにお互いけなし合っている。私だけじゃない、おおかたの人間ともそういう仲だ。
その井村誠が、「バラの黒点病には竹酢(たけず)が効くよ」と言っていた。
これから3月までがバラの植え込みのシーズン。私、去年あたりからなぜか庭のバラ栽培にはまってしまった。だいぶ知識も増えお気に入りの苗木を20本ほど注文した。気にかかるのは黒点病。頻繁にバラがかかる。葉に黒いしみがついたと思ったらみるみる広がり葉は枯れて落ちる。この病気との闘いがバラ栽培のすべて。良い花を咲かせるコツ。
「へぇー。竹でできた酢が効くの? 」
「アマチュアだねぇ、こぶ病にも効く、うどんこ病にも効く。薬で治すというより、抵抗力をつけて丈夫な草木に改善するという感覚」
聞けば大学時代、植木屋のバイトに精を出していたという。
この夏、ある疑問がわいていた。アブラムシが発生したバラの葉に消毒をすると、きれいにアブラムシは退治できるが、黒点病ができやすい。薬に頼ったあまり基礎体力がなまったように見えた。
やはりそうなのかもしれない。
竹酢。体力をつけ免疫力を高める、病気害虫をよせつけない。
井村誠。植木屋のバイトは来る日も来る日も害虫の駆除だったという。虫の好かない性格はここからきている。
2012.10.20 Kiyoshi Nishinomiya
2012
Oct 19
(Fri)
L.L.Beanのカタログ

L.L.Beanのカタログが来た。秋も深まっり朝晩が涼しい。上着が欲しいと思ったらとたんに来た。やはりL.L.Beanのマーケティング部はめざとい。
一方で、カタログのモデルさんは相変わらずお美しい。気温と心理の狭間のマーケティング戦略なんかとたんに忘れてしまう。しかも、このたびの表紙は池の橋を男女が腕を組んで歩くという、見ているだけで心温まるストーリー仕立て。思わずページをめくってしまう。
こんなシーンはなかった。
ここしばらくのカタログを思い返したが、なかった。
そうである。夏、どんな美女にでもまとわりつかれたら、暑苦しくてしょうがない。べとべと。
こうして秋を感じ取る、おととい56歳になった私である。
2012.10.19 Kiyoshi Nishinomiya
2012
Oct 18
(Thu)
水道配管の素材

ガス配管の素材に比べ、水道配管の進化・変化の速度は緩やか。というよりはほとんど変わり映えしない。管の中を通るは水、H2O。シンプル元素。ガスほど複雑じゃないもんだから早い時期から耐震、耐熱、腐食に対しては安全性が確立されていた。そればかりじゃなく、私、水道事業の歴史の長さにもよるんじゃないかと思っている。その草創期は古代ローマ時代にさかのぼると言われている。
塩ビ管。径の大小はあれど、ほぼ100%。この素材。後は塩ビ管同士をつなげる接着剤。免許・許可関係を考えなければ誰でも加工・施工できそうだ。
こう書くと田口設備さんが怒りそうなので、何か弁護を考えたいところだが、んー、とっさに出てこない。後日考えよう。
2012.10.18 Kiyoshi Nishinomiya
2012
Oct 17
(Web)
ガス配管の素材

地中に埋設されるガス配管の素材はポリエチレンでできている。ゴミ袋のあのおなじみのポリエチレン。ガス管のポリエチレンは加わる圧力に耐えられる肉厚のあるものだ。
20年前までは鉄の表面にプラスチックをコーティングした二層構造の管だった。もちろん、圧力にも腐食に強い。製品を見てみるとこっちの過去のものの方が高度な技術で作られている。
今日のポリエチレン管、表面から芯までポリエチレンの単純製品。素材だけ比べるとなんだか時代が交錯しているように思える。
現場の施工の技術革新。ポリエチレンを溶かして管と管を融着させる、または、特殊な接ぎ手パーツでジョイントさせる。すると耐震、耐熱、腐食、そしてコストに優位なガス配管網ができる。
実は、家本体の素材も今やそう変わってきている。やはりキーワードは耐震、耐熱、腐食、コスト。やがて極々肉厚のポリエチレンの家だっててでくるかもしれない。
2012.10.17 Kiyoshi Nishinomiya
2012
Oct 16
(The)
ホワイトけこみ階段

弊社が採用している階段は「ホワイトけこみ階段」という。
「けこみ」とは、階段の垂直面。これに対し足で踏む水平面を「ふみづら」という。
けこみの色が白。ふみづらは床の色。だから「ホワイトけこみ階段」という。
この階段がなかなか艶めかしい。つやがある。華がある。降りていく時には気づかないが、振り返ると階段はまわりの白い壁に溶け込んで美しく見える。ながめがなかなかいいのでお住まいになってすぐの人は必ず振り返る。招かれたお客さんは意味がわからないので、はたと戸惑ってしまう。
先に歩いていれば1テンポ間があき、後からついていけば突き当たりそうになり。
それでも「ホワイトけこみ階段」、私たちが提案する住宅のひとつの見せどころだ。
2012.10.16 Kiyoshi Nishinomiya